第33話 2日目
1日目がすぎる。時間はあっという間だった。最低限の時間だけしか姿を見せないようにしているのとできるだけ偽装をしているので襲撃はされることなくホテルで一夜を明かすことが出来た。それにしてもやはり日本とは景色が違い起きた時にはすこし戸惑ってしまったがそれも旅の一興だろう。
それにしても平和だ。夜に行動した方が良かったのかそれとも監視が厳しいのか。どちらなのだろうか。
端末にメッセージが届く。今日の予定などが表示されているので確認をしてホテルを後にした。
昔から変わらず守られている町並みは綺麗だった。それにしても誰もが同じように継承している物を長め目的地へと向かう。上空を移動する者も多いので道路を走るのはあまり苦ではない。それにしても、今回借りたのはあまり良くはないな。
「可憐さんどう思いますか」
「そうですね。カリン様の自動車は少し前の車ですが高級車の為乗り心地が良すぎたのでそう感じるのかもしれません。今回のは大衆車である為すこし落ちるのでしょう。免許がいらない区分の車がこれしかなかったからですからね」
「それもそうか。だけど、こうして乗ると考えれば十分かもしれないな。だけど、運転したことがないから大丈夫かな」
「私が一応車の操作と連携をしているから君が失敗することがないようにしているから安心して欲しい」
「それなら」
忘れていたが連絡をしなければならなかったことを忘れていた。なので急いでメッセージを送信した。親戚からの返信を待つしかない。まあ、帰りの予定までに会うことが出来ればいいだろう。
住んでいる場所は彼のクラスの中の情報に入っているので何も問題はない。もし聞かれたら父から聞いたとでも言っておけばいいだろう。
いろいろと見て近くの街へとやってきた。そして、返信が来た。驚いたとみたいなことを書いてあったが場所は自宅だった。もう向かうとするか。歩いて行けばいい。
おじさんは比較的豪華な自宅に住んでいる。どのようなことをしているのかは分からないがまあ、親戚だ。
そうして到着する。たわいのない会話をして帰る。良く一人で来れたねとかそのような言葉を掛けられることが多かった。そうして、帰宅する準備に取りかかる。空港へ向かう。そのとき不思議と違和感を感じ途中で停まった。違和感を感じた人を見ると継承しているクラスが他の人と違う。そして、路地の奥に入っていった。追いかけるか、それとも帰るか。悩んだ結果近くから見てみようと結論づけた。可憐さんを隠しゆっくりと歩く。
念には念をだ。
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