第23話 出会い
体が丈夫だが今日はそこまで動かないことになっている。下手に動くのは危険だからまあ、僕は横になりながら継承したクラスを眺めていた。3つのクラスには多くのメソッドが存在している。しかし、不要な物も多く存在していた。意味が分からないような物も多くタイトルを見ると使わないとも読めるような記述があった。しかし、中には危なそうな物もあるので少しばかり注意する必要があるだろう。
「これを作ったのって」
「それは、メソッドの中のコードを確認するのがいいですね。デコンパイルをしてから好きなエディターで開くといいですよかなり昔のでしたらviとかもありますね。ミリア様が使っていたエディターもありますよ。IDEとかも使えますがおすすめしません」
使いやすいだろうミリアが使っていたエディターを開く。作成者の名前が最初の方にコメントアウトされている。そこには聴いたこともないような名前が書いてあった。
「ナナ」
ただそれだけだった。他のを見ると他の人の名前も含まれている。それ以外にも情報があるが理解できるのは少しだけだった。
数時間経過する。何か使って見るか。いまかりんさんは料理をしているので見られることもないだろう。
「魔法のステッキって何だろう。使って見るか」
メルヘンチックで少し興味がそそられる。危険な感じもしない。少し試してみるか。
使うとハートがついたステッキが現れた。メモには、キラキラと光るそして...と書いてあったけど。どう使うのだろうか。試しに振ってみると星が見えた。ただ、それだけ。他に機能はないだろうかと思いながら試してみるが星がキラキラと光るだけ。これそんなに危険なのかと思いどのような動作をしているのか見てみることにした。
作成者:ろっか それから作成日が2025年最終更新日も同じだ。そこから始まるコードはほとんど暗号化されていたけど20万行というかなり大きい物だった。そして、そこからたくさんのクラスを継承していることから全て合わせると100万行ほどは優に超えるだろう。
暗号化が解けたとしても初心者である僕からすると読む気にならない物だ。
しばらくしておいしそうな料理がやってきた。
「お口に合うか分かりませんが」
そう言って出された料理は非常においしそうに見えた。一口食べると涙が少し流れてしまった。
「もししてお口に合わなかったのでしょうか」
「いえ。こんなにおいしい物を食べたことがなくて」
「そう言ってもおらえるとうれしいです」
そうして数日が経過した。僕の怪我は無理な動作をしない限り問題はないようになった。
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