第13話 波乱Ⅲ
「彼女は一旦自宅に帰宅させた方がいい」
「どうして」
「今のを見て学ばなかったのですか」
そこまで言われたので従うことにした。彼女は間違いが無いはずだから。なんだか少し残念だけどそうしよう。しかし、彼女の自宅は分からないことを思い出したが可憐に「主様には、力があるではないですか」と言われいろいろと使ってみる。見るのもなんだか申し訳ない気がするが見つけやすい場所に書いてあった。そうして、その場所に向かうことにした。
端末を使って見てみようとしたが基本的に僕が持っている力で解決できると言うことでそれで見ている。それは、予想しているよりも遙かに見やすくて迷うことなく彼女の自宅に到着した。
彼女の自宅はモダンな建物で僕の家とは明らかに異なっている。彼女の両親が出てきて僕が大体の出来事を説明して彼女の両親が保護をした。彼女の親は感じは悪くなく一応確認しても何も問題はない。彼女の両親曰く昨日突然飛び出してしまったと言うことだった。最近放浪癖が急に出てきたのかと思うほどうろうろとしていて少し心配だったと。しかし、端末からは確認もできず警察に連絡するか悩んでいたとのこと。
彼女の話は嘘だったんだろうか。しかし、彼女が嘘をつくなんて僕は考えられなかった。
「主様、帰宅いたしましょう。帰宅しましたらお話がありますので」
そう彼女は言い僕は帰宅した。ここで聞くことはできないと言うことらしいのでしょうがない。
自宅に到着して僕の部屋ではなく居間に向かった。僕は、床に座る。彼女が目の前に座りゆっくりと話し始めた。
「あまり私はこのことを伝えたくはなかったけどもう話すしかないですわ」
「はい」
「侑可のことについてですが」
そうして、可憐の長い話しが始まった。記憶が保持されているクラスの方を確認したけど彼女が言っていることはほとんどが嘘だったと言うこと。そして、昨日の夜僕を彼女が襲いかけていたと言うこと。それは、可憐が防いでいたと言うこと。
そして最後に彼女が僕をストーカーしていたこと。彼女は僕が帰宅するときに後ろをつけていたということだ。そして、僕がいないときに彼女が敷地内に侵入したこともあったそうだ。そして、この家はミリア様が建築にも関わっていて基本的に外部の人が侵入することができないようになっているらしく彼女はそれに捕らわれてしまったと言うことがありそれを可憐が解放したと言うこともあったそうだ。
彼女がストーカーをしているのは多分クラスの影響を受けているということみたいだ。僕に対しての好意ではなく。
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