第10話 悩み
睡魔と戦うような日々が訪れるかと思っていたけどそのようなことはなかった。以外と短時間でも大丈夫なようだった。
「これ以上無理は良くない。少しは時間を空けた方がいい」
僕のお考えが彼女に見抜かれていたみたいだ。しっかりと休んで準備してから行動するようにしよう。
そういえば今日は人が少ないな。それに、侑可さんもいない。少しばかり寂しいがそんな日もあるだろう。しばらくそう考えながら過ごしていると可憐が少し焦っていた。しばらくして落ち着いていた。
「どうした可憐」
誰もいない廊下を歩きながら聞く。
「家の敷地内間違って入ってしまった人がいたみたいでそれを解放していたの」
「敷地内に」
「そう。まあ、君は気にすることなんて無いよあの家はミリア様が守って下されておりますから」
「本当にご先祖様は何なんだ」
自宅に帰宅する。仮眠を取り2時頃出発した。少し遠出をすれば良かったと今反省している。何も起きない。前回があれだったが今回は落ち着いたいつもの街だ。空は暗いが街はキラキラと明るい。そんな場所では喧嘩は起きる気配もなく朝を迎えた。何事も起こらず少しばかり無駄な時間だったと感じる。しかし、平和なことは良いことだ。
「昔なら、スリとか多かったのに今はそんなことはないものね」
「スリ?」
「主様は知らないのですか。まあ、無理もありませんね。今も残っていますが昔はお金がなければ何もすることはできませんでした。なので人の財布などを盗むなどよからぬことをする人がいたのです。深夜の酔った人からなら気づかれずにとやられていました」
「そんなことが。可憐さんは見たことがあるの」
「いいえ、私はありませんがそのようなことが多くあったと報告がされています。私が作られたときのデータはほとんど入っていますから昔のことが知りたければ私に聞いてください。しかし基本的に2025年頃のデータまでです。それ以降は私は他の人の記憶のクラスにアクセスを行って確認します」
「昔は物騒だったんだな」
「そうですね。今は、昔と比べて遙かに進化したと思います。しかし人との繋がりという物が非常に薄くて政府から直接国民を管理してますからね」
僕は、渋々帰宅した。後どのくらいそれを済めば管理者レベルという物が上昇するのか全く分からない。これからどうすればいいのだろうか。気長に待っていればいいのだろうか。それだといつになるかは分からない。どうすればいいのか
学校に登校する。今日は人は多く少し明るい。僕はこれがいつもより明るいと思ったけど可憐が昔よりと繋がりが弱いと行っていた。昔はどんな感じだったのだろうか。
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