第7話

シノはちっともおかしくないところでくすくすと可愛く笑う青年だった。


髪の毛はブロンド、肩くらいで髪型はハーフアップにしている。たまに一本で結いてくることもある。そして目はとっても綺麗な深藍色だが光に触れると花色になる。青にも種類があることをシノの瞳の色で知った。



シノは僕の顔を見て笑う。


『本当にサクマは綺麗な顔してるよね』


「シノにそんなこと言われて嬉しくないや」


『え?どうして?』


「だって、シノの方が綺麗だからね。僕は羨ましくて嫉妬しちゃうよ。」


『大丈夫、サクマも綺麗だからきっと来年からはSクラスだよ』


「馬鹿にしてる!許さないよ!」



英語教養の授業の時だけ交わることのある僕たち。


そんな僕たちをSクラスのみんなは優しく見守ってくれていた。

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