僕は自分の容姿にしか自信がなかった。だからこの学園に決まった時は中学の奴らに疎まれた。

顔だけで決まったやつ、脳はない

自惚れてる、友人がいないから入れただけでしょ、協調性のないやつ、どうせあの学園でもしょうもないやつになる

こんなこと言われてもまあ、嫌な気はしなかった。

だって嫉妬でそんなこと言ってるだけの人間に僕のことなんて一ミリもわからないから。

入学まではそう、浮かれていたのだ。

そして入学の日、クラス分けで僕は痛い目を見ることになる。

SクラスからCクラスまで。僕はCクラスだった。

朝から見間違えかと思っていた。

そう、このクラスは綺麗な人たちの中で最もドベのクラスだからだ。

綺麗にも大きく差があることに僕はかなり落胆した。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい