第2話

この学院は女子禁制の男子校。

女の園ならぬ男の園。

誰もが知ってるその学園の名前は、ホワイトレース校と言われている。

“可憐な心を持つ”が花言葉のホワイトレースフラワーが由来である。


僕がこの学園に入学したのは、他でもない自分自身が入学基準に達していたからである。



『顔が小さい、身体がスレンダーでかつ高身長である、髪が綺麗で瞳の色も綺麗、そして姿勢正しく、そして…“醜い”友人がいないこと。』


どれか一つでも当てはまらないとすれば試験にさえ受けさせてもらえない。


ここはどこぞの芸能学校より全然厳しいと有名な私立の学園である。







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