第8話「100万人の『一生のお願い』総数」
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先生が、全ユーザーの『一生のお願い』の
その数字とは――――……
2,147,484,012
『「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」』
超えてる!
行ける! 行けるよコレ!!
「でも……」
風呂先生が眉根を下げる。
「そもそもどうやって、100万人のヘラたちの協力を得るんですか? 100万人のアフロディーテから説明させるにも、そもそもアフロディーテを平静に戻すには『一生のお願い』が必要です。まずは100万人のヘラたちに『一生のお願い』の存在を伝えなければなりません」
「カンタンなことですよ。『一生で一生のお願い』! ユーザーID:3さんとユーザーID:4さんにも同時通話させてくださいまし」
――ヴォン
――ヴォン
さらに2枚のウィンドウが立ち上がった。
『『えっ、わたくし!?』』
「こんな感じで、100万人全員に一気に通話すればいいんです」
「でも、貴女の『一生のお願い』残数はもう数十回しかないじゃないですか」
「カンタンなことですよ」
私は拳銃を取り出す。
「ちょっくら回数稼いできます。100万回ほどね」
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