ぶーらぶら

@kaka04

第1話

そいつはいつも天井にぶら下がっている


手足をバタつかせながら


ぶーらぶらと


日が経つにつれ そいつの数は増えていく


左右にゆらゆら 前と後ろにクネクネと


そいつらが言うんだ

「お前もぶら下がらないか?」


微笑みながら私は言った

「私もそのうちぶら下がるね」と。

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