第10話 バランス

「お、やってんな」


立ち並ぶ建物の上からデイビスは下界を覗く。


マリスの陣営が貧民街の中央に敷かれており、そこから東に一般陣営が居を構えている。


それらのちょうど中間にあたる辺りで散発的に戦闘が勃発している。


攻めているのは一般連中だ。


マリス側も防戦一方というわけではないが、数に押されて戦いづらそうにしているのが見て取れる。


ここは魔法のない世界。


戦い方は原始的なものだ。


だからこそ人数による影響は絶大だ。


「なんで数的優位を確保できてる今の状況を活用しないのかねぇ」


普通に考えれば、一般連中が全軍で攻めれば一瞬で決着がつくはずだ。


そこにアビリティやらスキルやらの要素が絡まなければの話だが、それでも数的優位は圧倒的なアドバンテージだ。


「ま、考えてもそれを実行できるほどの頭も勇気も無いって話か。あんだけ数がいりゃあ、自分以外の誰かがやるだろうって考えにもなるわな」


結局は自分の命かわいさに下手なリスクは取らないという話だ。


そこが一般連中の限界だろう。


「命も賭けずに得られるもんなんて無いのにな。さて、どうするか……」


一般連中の戦いは、人数を生かして攻め立てるようなものだ。


警戒に割ける人員も多いし、下手な襲撃も受けにくい。


一方マリス側は、建物や路地を活用して間接的に攻撃を仕掛けている。


マリスの方が装備も充実しているし、環境を上手く活用することでなんとか人数差を埋めているような形だ。


ただ一般連中も馬鹿ではなく、無駄に攻め入るということはしない。


馬鹿まっしぐらに突っ込むだけなら数的優位など意味もなさなかったものだが。


「俺っちが過度に干渉し過ぎたか。読みが甘かったということだから、そこは仕方ねぇな。マリスを留めているという点だけでも評価してやるか」


とりあえず境界戦闘域は放置だな、とデイビスはより深くマリス本営に入り込む。


デイビスはいつも通り建物の上を飛び回って移動するわけだが、その過程で誰かに遭遇することは無かった。


遠く視界の先に複数人で動いてそうなチームが見えたが、環境を侵す塵芥が輪郭をぼやかす。


加えてそこそこの距離があるため干渉してくるということも無さそうだ。


そもそも身体能力的にデイビスのような移動方法を選択できる者も多くはないだろう。


今いる場所も滑落すればすぐさま死という高さがあるし、姿を隠しづらく逃げ場も少ない。


リスクのある移動方法だからこそ、それが可能なのであればアドバンテージは大きい。


「あれはレッケンドのチームだな。あいつらもマリス狙いか?」


こう視界が悪いと、遭遇戦も気にしなければならないところだ。


「でもまぁ、大手がやり合っているうちは空気を読むだろ……っと、なんだ?」


デイビスは不意に足を止めた。


あるものが目についたからだ。


誰かが誰かを追い回している。


よくは見えないが、先程のレッケンド同様マリスにちょっかいをかけているのだろうか。


しかし、その動きが気になる。


あまりにも機敏すぎるというか、並の人間の動きではないのだ。


デイビスはこれを放置して自分のすべきことをしようとも考えたが、


「別に、すべきってほどでもねぇか」


興味が湧いてしまったのでそちらを観察することにした。


それらの進行方向は西。


デイビスが本来目指していた方向だ。


見失ったらそれはそれでいいだろう。


そんな風に考えながら、地上を走るそれらを建物の上から追う。


何度か見失いそうになったが、それらは攻撃を行いながら動いているためか、完全に捕捉できなくなるということは無かった。


「ん? あいつらは確か……」


しばらく追跡を続けていると、見えてくるものもある。


戦闘を行いながら動いていると思いきや、一人を三人が追い立てている形だ。


三人の方は、外からの客に違いない。


まったく、外の連中はいつも貧民街を好き放題荒らしてくれる。


追われている方は全身を顔まで覆う服装で見えないが、なんとか三人の攻撃を掻い潜って逃げている。


これがどうでもいい連中のイザコザなら無視するものだ。


だが、リベラを左右するであろう連中が動いていることを考えれば、それなりの理由があってのことだろう。


「となると、お客さんの思惑通りに事を進めるために暴れてるわけだ」


デイビスは下方を眺めつつ、その足取りを追う。


「おっと、敵さんが二手に分かれたな」


三人は路地裏を走り回る標的に対して、一人が遠くから回り込む形で行き先を異にした。


これにより逃げる先を制限して追い詰めるつもりだろう。


追われている方は貧民街の地形に長けているようだが、流石に多人数相手は部が悪い。


しばらく続けられた追跡劇にも、終わりは訪れる。


三人はついに目標を袋小路に追い詰めるに至った。


「ルド、ようやく年貢の納め時ですなぁ」


「まったくしつこいなぁ。俺が何をしたって言うんだよ」


「いえ、何も。ただ、付いてきて欲しいだけでさぁ」


「付いてきて欲しいだけなのに攻撃までするかなぁ?行動と発言が一致してないよ、馬鹿なの?」


「それはそちらが話も聞かずに逃げるからで」


「グレッグぅ、話し合いなんて意味ないんだからさぁ……」


女が妖しい動きをしながらグレッグの横に出てくる。


「何するっていうんだい?」


それを受けて、ルドも構える。


「手足切り落としちゃえばいいんだよぉ?」


「ミラ、少し黙っていてくだせぇ」


「はぁ、同じチームなのに考えも統一されてないって気持ちが悪いね。後ろのあんたも何か言ってやりなよ」


「無為な言葉のやりとりなど、するだけ無駄だ。ワシから言えるのはただ一つ。平民よ、屈服せよ」


ギンッと男の眼が光り、そこから波動が迸る。


「くっ!?」


男の放つ何かの効果を受け、ルドの膝が折れる。


強制的に地面に押さえつけられているような体勢だ。


「よし、捕まえろ」


「アイゼン様が動くと楽ですなぁ」


アイゼンの言葉を受けて、グレッグとミラがルドに向かう。


そこに警戒はない。


ルドが膝を折っているのも当然という感情なのだろうか。


そこに三片の石礫が飛ぶ。


これは屈服した体勢の死角からルドが放ったもの。


「ぐっ!」


「きゃっ!?」


二発はグレッグとミラに命中。


アイゼンを狙ったそれは、グレッグが腕を伸ばしダメージを受けることで軌道を逸らした。


それでもアイゼンは、反射的に回避行動を取っている。


その隙を逃さず、ルドは背後の壁や側面の壁を器用に蹴って上方向へと逃れる。


どこで介入しようかと考えていたデイビスも、急な事態に反応できずにいる。


そんな彼に向かってルドは上昇を続けている。


その過程で、ルドは自分より高位にいるデイビスに気がついた。


どちらに逃げようか考えていたルドだが、即座に方向をデイビス方向に切り替えた。


「おわっ!」


急に迫り来るルドに、仰反るような形で回避をとるデイビス。


そんな彼の頭上を飛び越える形で、ルドはデイビスのいる屋上に着地した。


そしてルドはバッとフードを捲り、素顔を晒す。


「デイビス、緊急で申し訳ないが、奴らを追い払う手伝いをして欲しい。報酬は情報として支払う」


デイビスの耳には、壁を蹴る三人の足音が聞こえている。


すぐにでもこちらに顔を出してくることは明白。


「ああ!?手伝うもなにも、強制的に道連れみたいな感じじゃねぇか!」


「君がここにいたのが悪い。我慢して欲しい。とりあえず、今ある情報だけでも伝える。ミラはアイゼンの元を離れない。攻撃面ではミラよりグレッグが上だけど、小細工が多そうなのはミラの方。そしてアイゼンも得体が知れないスキルを抱えてる。現状での対策は、アイゼンを王だと認識しないこと。これさえ理解してれば初見殺しはない」


相当急ぎなのか、早口でルドは捲し立てる。


「一気に言うんじゃねぇよ!って、来たぞ……これは安く済まねぇからな」


二人の前に、王国からの客が姿を現す。


「誰ですかね?ルドの知り合いで?」


「俺っちはデイビスってんだ。あんたらのことは知ってる。言いたいことは分かるが、こっちはすでにフェイヴァ側だ。明確にマリスから離れるってことでもなけりゃ、あんたらとは相容れねぇよ」


「そうか、では話が早い。屈服せよ、平民」


アイゼンは問答無用で自らのスキルを発動する。


が、デイビスはキョトンとしている。


ついでにルドもその範囲に含めていたはずだが、先程ルドにあったはずの効果も発揮されていないようだ。


「お? どうした?」


デイビスは挑発的な態度。


「どういうことだ?」


アイゼンは頭から疑問符が離れない。


「アイゼン様の『Authority王権』が……効かない?」


「小細工してるぅ?」


「あんたらの小細工が効かないからって、俺っちが小細工してると?随分と笑わせてくれるな」


「今はなぜ効かないのかは考えても仕方がないな。死にたくないなら、今のうちに投降した方が身のためだぞ?」


「あんたらに付くより、ルドの手助けした方が何倍も有益なんでな」


「どうしてもワシらの前に立ちはだかるのだな?」


「おうおう、口数が多いな?無為な言葉のやりとりがどうの、とか言ってなかったか?」


これにはアイゼンの額にも青筋が立つ。


どこまでもデイビスは挑発する態度を緩めない。


これが彼本来の気質なのかも知れないが、三人にはそれを判断する材料はない。


「ミラ、グレッグ、手加減は無しだ。ルドを殺しさえしなければ、そいつは始末していいぞ」


「どこまでも上から目線だな。ルド、こいつらって元からこんな感じなのか?」


「さぁね。こういう手合いは、痛い目を見るまで自分たちの愚行に気がつかないものだよ。かわいそうな人たちって思ってたら腹も立たないよ」


「ルド、お仲間が来たから威勢が良くなってるのかも知れねぇですが、先ほどまでとは打って変わって元気ですなぁ」


「ああ、貧民街でもデイビスのことは良く知ってるからね。じゃなきゃ、こんなところにいつまでも立ちっぱなしってのも可笑しな話だよね?」


「そうですかい。では、遠慮なく……」


動き出したのは、グレッグ。


ルドの言っていた通り、ミラはアイゼンの前から離れようとしない。


それに合わせてデイビスも前に出る。


後ろで何やら動きを見せようとしているミラが気になる。


背後のルドもデイビスに合わせて動いていることから、ルドも何か考えがあるのだろう。


デイビスは背後に腕を回し、装備していたナイフを引き抜いた。


それを振り下ろそうとするモーションが明らかだった。


当然、グレッグはそれを見て警戒する。


グレッグは腕の小手で受けてそこからどう攻防を作るかを一瞬で考え、無駄のない動きで正確にナイフを捕らえた。


そのまま行けば接触する。


そんなタイミングで、デイビスは地を踏み抜いた。


瞬間、グレッグの目の前からデイビスが消え、激しい風だけが側を通り過ぎた。


「!?」


前方に迫るルドも見えているが、それよりも重要なのはアイゼン。


守るべき対象に危害が加わる事態だけは避けたいグレッグは、無理矢理に後方に顔を向けた。


視界が目標を捕らえた時には、すでにデイビスがミラに肉薄している。


そこからコンマ数秒。


瞬き一回にも満たない間に、今度はミラが水平に吹き飛ばされた。


そこから即座にアイゼンへ凶刃を向けるデイビス。


回避行動に移る隙も与えぬまま、デイビスの刃がアイゼンの顔面を切り裂いた。



            ▽



デイビス自身、コレを意識的に使った戦闘は初めてだ。


ナイフはもちろんブラフ。


うまい具合にルドも動いてくれている。


自分が動き出したら逃げ出すものかとも思ったが、手伝ってくれという言葉に偽りは無かったようだ。


それなら、利用しない手はない。


情報屋としてのルドの能力は買っているし、彼がどこかに与することもない。


だからこそ敵対はない。


ルドがどこかに与するとしてもマリスに追われていることから、フェイヴァか一般であろう。


そこまで面識はないものの、信頼を第一にする情報屋が、口約束とはいえデイビスに戦果の報酬を約束している。


その状態で、背後からデイビスをブスリということは考えられない。


ルドの発言は、彼の動きを見るに共闘依頼だったのだろう。


少なくとも、長く貧民街を生き抜いている彼には最低限戦闘の心得があるはずだ。


それならグレッグはルドに任せて問題ないだろう。


となると、デイビスが狙うべきはミラ。


ミラに下手に横槍を入れられては、動けるものも動けない。


そんな判断の元の行動だった。


戦闘において最も重要なのは、いかに場を支配できるか。


小細工を弄される前に、障害を排除する。


デイビスは、心の中で『Accelerate加速』を意識した。


その状態で強く地を踏み抜くと、想像以上の速度で周囲の景色が通り過ぎる。


気づけばミラが目の前だ。


ミラも驚きで一瞬筋肉が硬直している。


デイビスはなにも考えぬまま、速度に任せて水平に蹴りを繰り出した。


ベキベキ……!


鈍く不快な感覚が、デイビスの脚に伝わる。


ミラの腰がくの字に折れ曲がっている。


そしてそのまま、蹴り抜く。


痛みを感じさせる前に、ミラは視界の外に吹き飛ばされた。


無駄な思考を巡らせている時間はない。


それでは速度に身体を頭がついていかなくなる。


デイビスはなるべく思考を単純化させ、本能のままナイフを動かす。


そこにあったのは、アイゼンの顔面。


刃先がアイゼンの皮膚に飲み込まれる。


そのまま真皮と皮下組織を越え、筋層までをも抉る。


そして頭蓋骨の表面を削りながら、右眼球さえもその過程に含める。


そんな一瞬の刃先の感覚を体験しながら、デイビスは右腕を振り下ろした。


ザ──……ン。


「アイゼン様!!!」


鮮血が舞っている。


これはグレッグの落ち度だ。


敵を見失うどころか、王に接近を許し、あまつさえ致命的な一撃を加えさせてしまっている。


これは今までにない事態だ。


パニックになりそうな頭で、次なる動きを施行する。


「よそ見してちゃ、ダメでしょ?」


耳元から突如聞こえる声が、困惑してモヤがかったグレッグの思考を現実に引き戻す。


ハッとするグレッグ。


「邪魔を──」


無防備なその腹に、衝撃が響き渡る。


ダメージが、腹腔内を蹂躙しているのが分かる。


ルドの拳が突き刺さったのは明白。


だがそれ以上にアイゼンへの心配が勝ち、なんとか意識を保つ。


情報屋にしておくには勿体無いくらいの打撃だ。


意識と脚はアイゼンの元へ、上半身は次なるルドの攻撃に備えた動きを見せるグレッグだったが、予想外に追撃は来なかった。


側を見ると、ルドはバックステップでグレッグから離れるように動いている。


「楔は打ち込んだ。今はこれで十分さ」


一応ルドに対する警戒は残しつつ、アイゼンの元へ向かう。


一瞬が、長い。


距離は10メートルほど。


今の状況で、これがいかに遠いことか。


視線の先ではデイビスはさらなるアクションを起こそうとしている。


これ以上はマズい。


現時点でも相当な痛手だが、もはや看過できない。


身体が千切れてもいい。


グレッグは無理矢理に身体を動かす。


そんな中、デイビスの持つ武器が砕け散ったのが見えた。


アイゼンのスキルによるものだ。


『Prohibitio禁令n』──王に対する武器攻撃は、禁じられる。


それには彼も驚きを見せている。


デイビスの攻撃を受けて背後に倒れ伏さんとしていたアイゼンが、驚きの渦中のデイビスを蹴り飛ばした。


飛ばされる先はグレッグのすぐ近く。


本来なら攻撃を仕掛けたいところだが、今はそうはいかない。


デイビスは無視して、アイゼンに駆け寄る。


そこからの時間感覚は、急に加速したかのようだ。


決定的な瞬間ほど、時間が引き延ばされたように感じられる。


あたかもそこに至れない後悔を長く体験させるかのように。


「アイゼン様、大丈夫でしょうか!?」


グレッグは蹲ったアイゼンの傷口を確認する。


軽く見積もっても重症だ。


ミラがこちらに向かってきている姿も見えるが、明らかに動きが不自然だ。


彼女も相当なダメージを負っている。


ここは退かざるを得ない。


デイビスは体勢を立て直し、ルドと共にこちらを見ている。


追撃はしてこないようだ。


「今は殺さないでおいてやるから、一つ貸しだな。しっかりこのことを覚えときな」


見たところ、デイビスにダメージは少なそうだ。


「くっ……仕方ありませんが、ここは撤退でさぁ。アイゼン様、傷を癒しに一旦ここは……」


大打撃を与えられた上に貸しまでつくるとは、明らかな敗戦だ。


アイゼンはなにも言わないが、傷口を押さえて憎悪をグレッグに向けている。


グレッグはアイゼンに肩を貸し、なんとか立ち上がる。


ようやくここで追いついたミラ。


彼女の顔にも今までの余裕がない。


三人は最後まで二人を睨みつけながら、建物の林に消えていった。


ようやくルドも一息つくことができた。


「いや、助かったよデイビス。想定以上の働きだ」


「俺っちはお前の犬じゃねぇよ。そう思うなら、さっさと働きに応じた報酬をよこしな」


「ああ、約束は守るよ。それにしても、あのまま逃して良かったの?」


「お前も似たようなもんだろ?」


「ああ、デイビスも同じか。彼らには、まだ生きていてもらわないといけないからね」


「そういうことだ。奴らに今消えられると、バランスが悪くなる」


「流石にリベラを理解しているね。そう、彼らには利用価値がある。あれ以上やられると色々困ったことになったけど、デイビスが理性的で助かったよ」


「暴れようと思った道中のついでだしな。気になってたんだが、なぜここにいる?リベラは不参加じゃなかったのか?」


「まぁね。ただ今後のことを考えると、変な組織に貧民街の趨勢を担って欲しくないんだよ。そういうことで、俺が裏から操作してるわけ」


「隠し事もあるだろうが、今は聞かねぇよ。兎にも角にも、まずは情報だ。俺っちに好き放題暴れられて、上手くいかないのも困るだろ?そうならないためにも、情報を渋ることは避けた方がいいぜ」


「仕方ないか。命を救ってもらってるから、少し色を付けるよ。何からいこうかな……じゃあ──」


貧民街の各所で、様々な思惑がひしめき合う。

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