第9話 三大陣営

「ふむ、これはなかなかに興味深い」


「トンプソン様、どうされたのですか?」


身を潜めつつ周囲を観察し続けていたトンプソンが発した言葉に、ヴィクトリアは疑問符を投げかける。


二人はひとところに立ち止まらず、各所を転々とすることを選択している。


デイビスたちの登場以降、なるべくそういった襲撃を回避する目的での行動だ。


あれ以来襲撃者はいないが、今後現れないとも限らない。


というわけで、良い隠れ家を見繕いつつ生活することを決めたのだった。


今はその過程で見つけたアパートの一室を勝手に拝借している。


ここはフェイヴァのアジトにほど近い場所にある。


彼らの索敵網を抜けて入り込むことができたため、多方面からの襲撃を心配する必要がなくなっている。


相手の懐に入り込むことで、逆に安全が確保されている結果となっている。


これはトンプソンがヴィクトリアを案じた結果だ。


王宮で悠々自適に暮らしてきたであろう彼女には、移動の絶えない生活は苦しいだろうと考えた上での配慮だ。


実際、彼女は隠れ家を見つけた途端に疲労の色が顕著になったし、先ほどまでベッドで休んでいた。


一睡してからは少し元気になったようだが、しばらくは派手な活動は厳しいだろう。


そういう経緯もあって、それを彼女に説明し、今は休養を取らせている。


その間、トンプソンはフェイヴァの活動を注視し続けていた。


どこと与する与しないにしても、最終的に障害となってくるのは大手の組織だ。


開始早々に先端を開くのは愚かと言わざるを得ず、それで言うとフェイヴァにもマリスにも属さない人間たちはその域を出ない。


まず重要なのは情報収集であり、自分たちの情報を外に漏らすのは最低の行為だ。


デイビスたちと接触はあったものの、お互い情報を小出しにしかしておらず、最低限の損失で済んでいると言える。


一般参加の中でも、彼らは無能ではなさそうだ。


そんなことを考えつつ、トンプソンはフェイヴァの粗を探す。


先程フェイヴァのトップと目される人物が供回りも連れずに動いていたこともあり、この戦いでは既に多くが行動を始めているようだ。


ただ、フェイヴァのトップの姿形もルドから聞き及んでいる程度であり、あれが本人だとは限らない。


トンプソンはそれを一つの情報として頭に入れ、その行動の意図するところ──あらゆる可能性に思考を巡らせる。


すでに様々な思惑が交錯しているのは確かであり、少数で動く陣営はその思惑に乗せられぬよう、じっと耐え忍ぶのが肝要だ。


早くから弱点を晒していては、得るものも得られない。


長く生き延びる者にこそ機会は訪れる。


そういった考えのもと観察を続けていたトンプソンの目に、フェイヴァの不可解な行動が見て取れたのだった。


「いやなに、フェイヴァの構成員が一様に動き出したのが気になりましてな。動きが統一されている……いや、され過ぎていると言った方が良いか」


「そこから何かが分かるのですか?」


「いや、すぐに何かが分かるわけではない。見えたことを口にしたまでのこと。あまり気にされずとも良い」


「なるほど、承知しました。ところで、いつまでこちらに滞在されるおつもりですか?」


ヴィクトリアは当然の疑問を口にする。


「必要な情報が得られれば、場所を変えるつもりだ。なるべく外敵と接触は避けたいが、いつまでも隠れているわけにもいくまい。だが、すぐにというわけではない。それまでヴィクトリア殿は身体を休ませていると良いだろう」


「ですが、何もしないわけにもいきません。私に出来ることであれば、何でも仰ってください」


現状、彼女は自分の無力感を禁じ得ない。


トンプソンの足手纏いにさえなっていると感じている。


「言ったであろう。ヴィクトリア殿がすべきは休養を取ることだ。現に行なっているのは、姿を隠しつつ相手の弱点を探り、急所が露わになったらそれを突き刺す。その瞬間を見出すことだ」


「そううまくいくでしょうか?」


「確かにな。だが、何も我々がその過程を演出する必要はない。必要なのはタイミングだ。最適なタイミングで動けるようにコンディションを整えることこそ重要なのだ。だから行動すればいいというわけではない。お分かりですかな?」


「わ、分かりました……。しかしトンプソン様にばかり苦労をかけるわけにも参りません。必要な場合はいつでも仰ってください」


「そのつもりだ。時期が来れば嫌でも動かなければならなくなる。

それがいつかは分からないが、自分の意思とは関係なく行動を余儀なくされるタイミングは必ずやってくる。それに備えているかどうかで、未来は大きく変わるのだ。今はその準備期間だと考えればよろしかろう」


「はい、そう心得ておきます」


否応なく押し寄せる戦いに果たしてついていけるのかと、不安を禁じ得ないヴィクトリアであった。



            ▽



「ちっ……どうなってやがる!なぜ俺様の部隊が後手に回ってやがるんだ!」


デイビスらに挑発されて以降、ヴァンデットの計算に少しずつ狂いが生じ始めていた。


イノセンシオを殺ったところまでは、まだ良い。


頭を潰したことでフェイヴァを機能不全に追い込んだと思っていたが、未だフェイヴァの指揮系統に乱れが生じていないことが一つ目の想定外。


その上フェイヴァの面々が消息を絶っているため、構成員を根絶することが現状難しい。


これらを無視したとして、残る障害は数で勝る一般参加の連中だけになる。


だが、こいつらも思った以上にしぶとい。


彼らを数が多いだけの烏合の衆かと思っていたヴァンデットだったが、部下たちに任せている掃討作戦もあまり芳しくないらしい。


これが二つ目の想定外。


部下たちにはフェイヴァを探しつつ立ちはだかる障害は全て排除せよとの命令を下しているが、その排除に手を焼いているようだ。


多少人員の数で負けようとも蹂躙できるはずのマリスが、二の足を踏んでいる。


その事実が一般参加の連中を活気付かせ、更なる悪循環を生んでいると言ってもいい状況だ。


「本来であれば放っておいても構わないはずの一般参加者が、一つの組織として活動している。

奴らにブレーンが付いているのは間違いないだろうな」


「ああ、面倒なことをしてくれたもんだ」


絶えず部下に指令を飛ばしつつ状況を見ているダートの意見に、ヴァンデットも同意する。


足並みの揃っていない一般参加者連中など、いずれ内部崩壊で自然に消えて行くような集まりのはずだ。


攻撃を仕掛けて散り散りになったところを適当に狩っていけば処理できる程度の集団だと考えていたが、存外やるようだ。


「奴らめ、明らかに俺たちを標的に行動している。マリスの部隊を狩りに出てきているのは確定だろう。こちらは各部隊6名程度だが、向こうは数に物を言わせて1つの部隊が15から20名ほどだ。これが単なる寄せ集めなら良かったんだが、どこで学んだのやら一端の軍隊のような作戦行動を実行している。数のアドバンテージを取られている以上、こちらも部隊を再編しなければならないな」


「仕方ない……予定より早いが、俺様も雑魚狩りに出るとするか。力量の差を見せつければ、奴らも自分たちの理想がいかにちっぽけだったのか思い知るだろ。今回は、そうだな……裏でコソコソと動き回っているフェイヴァは一旦無視して、一般参加連中を狩り尽くす。いざフェイヴァが出てきたとて覆し用のない状況と環境を作り上げて、その後は虱潰しだ。過程は家の害虫駆除とそう変わらない、つまらん作業だな」


「ようやく重い腰を上げたな。お前が動くとなれば、状況は一転するだろう。

一般参加の連中も、いざ圧倒的な力を前にすれば自分たちの過ちに気づくだろう。お前が暴れられる環境はこちらで整える。あとはお前のタイミングで動けばいい」


「そうさせてもらう。下らない駆け引きなんぞ楽しまねぇで、最初っからこうやりゃあ良かったんだ。これこそ俺様が待ち望んでた状況だろうに、今まで気づかないとはどうかしていたな」


「部下には周知しておく。ヴァンデットに巻き込まれて死ぬな、とな」


「ああ、委細は任せる。誰も彼も関係ねぇ、全ての思惑をぶち壊してくる」


ヴァンデットはそのままのっそりと立ち上がり、供回りも連れずに部屋を後にした。


その彼の背中には、誰の目にも勝利の二文字しか浮かばなかった。


それほどのプレッシャーを放った彼を誰が止めることができるだろうか。


周囲の部下は何も言えずにリーダーの出陣を見届けるだけだった。



            ▽



こちらはどこの組織にも属さない、一般参加と言われている貧民街の住民集団。


現在は徒党を組んで大手組織に対抗すべく行動している。


「よし、あいつの言う通りだったな」


「ああ、フェイヴァ消えたし、このままマリスを削っていけば数の力でどうにでもなるだろうな」


「あとはヴァンデットさえ倒せば俺たちの戦いだ」


「おいおい、抜け駆けはするなよ?」


「分かってるって。ヴァンデットの死を確認できるまでは俺たちは同盟だ」


「分かってるならいいんだ。俺たちだけになったら恨みっこ無しだからな」


「むしろ抜け駆けなんてしようものなら、他のメンツからも袋叩きになって終わりだ。誰もそんな危険な真似をしやしねぇよ」


「だな。デイビスのチームも何か理由があって俺たちに情報と効率の良い戦闘方法を教えたのと思うが、それを逆手に取ってやるぜ。デイビスの目論見も、マリスも全て壊してやる」


リベラ開始当初は文字通り烏合の衆たる彼らだったが、現在はデイビスがもたらした情報によって目的を明確にして一つの意思のもと行動している。


それによって本来まとまりの無かった彼らも、マリスの手勢に対して互角以上の戦果を挙げている。


「デイビス陣営は三人だろ?数に利がないからこそ、俺らが潰しあって削りあうのを待っているんだろうさ。ただ、俺たちがここまでやるとは思っていなかったはずだ。今頃ハンカチでも噛んで悔しがっているだろうさ」


「違げぇねぇ!」


ハハハ、と笑いが漏れる。


一般参加陣営は複数のチームに分かれて行動しているわけだが、マリスに対して撤退を強いているとはいえ、その数自体を効果的に減らすには至っていない。


死者の数もそれほど多くなく、両陣営とも負傷者をジリジリと増やしている程度だ。


負傷者数でいえば、圧倒的に一般参加陣営多いだろう。


圧倒的な人数差でマスクされて見えなくなっているその負傷者数も、リベラが長引けば状況は分からない。


だが一般参加陣営においては兵士の替えは未だいくらでもきくし、この状況が続いてダメージが大きいのはマリスの方だろう。


そこまで理解できている者はどれだけいただろうか。


しかし、今後に不利益なことなど考えすぎても仕方がない。


不安を感じてもそれを口に出す者は居なかった。


皆、不安を助長するような発言で集団を瓦解させるような真似は避けたかったからだ。


見た目こそ団結しているものの、心まで団結するには至っていなかったのだ。


それでも彼らが同じ方向を向いていられるのは、事が優位に進んでいるという状況があるからだ。


なんとしてもこの状況を維持しなければならないというのが、彼らの実情であった。


しかし、そこまで思いを馳せられる者は多くない。


そして彼らの現状。


それは、これ以上攻勢に出るのも難しいということだった。


兵士の替えがききやすいのは利点だが、いかんせん兵士の練度が足りない。


今回参加しているのは、ある程度貧民街でも自身のある連中──個々の能力ではそこそこ高い者たちのはずだ。


それでも普段から戦闘に明け暮れているような者は多くないし、貧民街において何とか苦しまずに済むように生活している者が大半だ。


加えて連携が取れるほどお互いを知る機会も多く無かった。


皆その時を生きることに必死で、そこから更に余裕を持って何かを習得できる者などごく一部だったのだ。


リベラ開始当初こそ数の力でどうにかなると息巻いていた彼らだったが、その慢心も一瞬で霧散した。


そう、彼らをまとめるブレーンが居なかったのだ。


すぐにその杜撰さは露呈し、マリス部隊に良いように遊ばれるスタートとなった。


そこに現れたのが貧民街でも異質の三人組である、デイビスのチーム。


目立った犯罪行為こそ知られていなかったものの、常に三人で行動していたことで、ある程度貧民街でも知られる集団だった。


あまり労働人口の少ない過酷な労働にばかり従事していたり、何かと奇妙な行動ばかり取る彼らを揶揄する者も少なく無かった。


そんなデイビスは、一般参加陣営の状況を見兼ねてか、そこに知識を授けていった。


リベラを長く続ける上での戦術も。


普段ならデイビスたちの甘言など聞き入れられるはずもなく一笑に付されること請け合いだったが、一般参加陣営は何かに縋るしか無かった。


そのまま行けば彼らは何の意味もなさずに消えていくだろうことは明白だったからだ。


初めこそ半信半疑で取り入れた戦術も、明確な効果を示すことで彼らに自信を与え、現在では有効な戦術として十全な機能を発揮している。


現状に浮かれている物が大半だ。


それでも、士気が上がっていることはプラスでしかない。


あとはこの状況を維持し、マリスを削れたら良い。


あとはどうやってリベラを勝ち切るか。


マリス本営に攻め入るという話も出ている。


一方でこのまま数の力でジリジリと攻め続けるのが得策だという話も。


話が纏まらないのは、数が多すぎる故の弊害か。


加えて、方針を全体に浸透させることも難航している。


意思が統一されているのは、マリスを潰すという一点のみ。


暫定的に代表者を選出し、部隊を分け、活動時間を設定し、攻め負けない戦術をデイビスから伝えられただけ。


それは現在の状況が続く間だけ機能するもの。


一度イレギュラーが起これば、対応に苦慮している間に潰される。


そこから勝ち切るプランは提示されていないのだ。


現状に浮かれている者が大半のなかで、新たな作戦を周知・展開するのは難しい。


マリスに攻め入ると言われても、誰がそんなリスクの大きな行為を実行するのか。


結局は二の足を踏んでいるに過ぎず、彼らがこのまま慢心を続けていれば危険だということに何時気がつくのか。


そんな様子を、デイビスたちは具に観察していた。


「奴ら、思うように動いてくれんな」


「まぁ、あの数だからな。俺っちとしては、奴らとマリスが互角のまま数だけを減らしてくれるのが理想なんだけども。こればかりは長期的に見ていくしかないよな」


デイビスは一般参加の集団に取り入り、マリスやフェイヴァの戦力を削がせるべく情報を送っていた。


リベラを掻き回せるだけ掻き回して最終的に勝利を手にするという目的のもと行動していた三人であったが、そもそも人数的にも限界があった。


そこで目をつけたのが一般参加の集団。


人数こそ多い彼らに、リベラの過程を破茶滅茶にする役割を押し付けたのだ。


デイビスは彼らが最終的にマリスを下すとは到底思えないが、何もできないとも思っていない。


彼らを表舞台の演者とすることで、自分たちは目立たずに活動できると考えたわけだ。


「だがこんな状況をヴァンデットが見逃すとも思えんがな」


「そりゃそうだ。あの男のことだ、いずれシビレを切らせて出てくるだろうよ」


「そこを今叩けないのも、もどかしいな」


「ああ、バランスが悪くなるからな。あとヴァンデットは、フェイヴァが再起して相まみえる可能性も消しちゃいないだろうしな。だからこそ下手に動くこともないだろうが、何もなくこのままってことも有り得ない。近いうちに何かしら仕掛けてくるはずだ」


「ヴァンデットが動けば奴の留守を狙ってマリスを叩く、と」


「そうだ。どこかの陣営に戦力が偏ったら勝てるものも勝てないしな。優勢な方をいい感じに削る」


「フェイヴァの戦力が未知数だが、そこの想定はどうするんだ?戦闘した感覚だと、個々の戦闘力は然程でも無かったがな」


「一般の連中との差は?」


「フェイヴァの奴らは素人ではないが、訓練された兵士という感じでもない。なんというか、やりあってても違和感が常にあったな。ひとまずフェイヴァは一般とマリスの中間くらいと見積もっておけばいいだろう」


「なるほどな。リベラ開始時点で一般が18000人、フェイヴァが4000人、マリスが1000人程度だったよな。で、ランチェスターの法則だっけか……あれに当てはめて個人の戦闘力比が1:2:3くらいだとすると、戦力比はその乗数で1:4:9程度か。あとは人数差から概算すると、18000:16000:9000って具合だな」


「とすると、フェイヴァが出てこないままマリスと一般連中が削り合うだけなのはいただけないな。ネックはフェイヴァということか」


「そうだ。大陣営がまず3つ。そして俺っちたちみたく、少数で動く小陣営が複数。リベラを最終的に決定するのは、後者だと俺っちは睨んでいる」


「それには同意だな。だが、そこまで影響力の大きそうな小陣営も多くはないよな」


「ああ。マリスには外客、フェイヴァには俺っちら、そして所属不明のトンプソン。他にもいるにはいるが、主にこの3つがリベラの流れを変えるだろうよ」


「自分たちも含めるんだな」


「そりゃそうよ。なんたって、リベラみたいな事態を常に想定して活動してきたんだぜ。早々に消えるなんてことはないよな。少なくとも、絶望して死んでいくヴァンデットの顔を拝まずに死ぬのは勘弁だな」


「まぁ、楽しみがないとやってられないな」


その時、デイビスの背後にザザっという音が響いた。


バッと振り向くと、そこにいたのはベス。


「なんだよベス、ビビらせるんじゃねぇよ」


「ベスが来たということは、マリスも動いたのか?」


コクリ、とベスのガスマスクが縦に揺れる。


「おうおう、予想より早えぇな。んじゃ早速覗きにいくか」


彼らは装備を確かめると、ベスの案内に従って建物の屋上を飛び回る。


そして指定された場所から覗くと、意気揚々と一般参加陣営に向かって真っ直ぐに歩むヴァンデットの姿が見えた。


「あいつやっぱりバカだわ。俺っちに踊らされてるとも知らねぇで、鼻息荒くしてやがる」


「今度は一人だな。相当な自信があると見える」


「色々スキルを溜め込んでるんだろうよ。俺っちはこのままマリス本営から離れた集団を狩ってくるわ。お前たちはどうする?」


「そうだな。俺たちはちょっと前に楽しんだから、デイビスは狩りを楽しんでくれ。主にヴァンデットの情報を集めつつ、暇があれば狩りでもするさ」


「了解だ。一旦別行動だな、楽しめよ」


「ああ、お前こそ」


そしてデイビスたちは、各自リベラを楽しむのだった。

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