第13話

「なんだって!それは本当か?わかった…。すぐ行く」

 桜田は警視庁からの電話に出ていた。

「これはまずいから…。はい…」


 桜田は8人のスターにメッセージアプリで

『中目黒の駅に毒薬を撒くとアクロポリスから警視庁にメッセージが来た。すぐ中目黒駅に向かうように』

 8人のスターは、桜田の指示で急いで中目黒へ向かった。先に桜田が到着しており、

「桜田さん、今どうなってるんですか?」

 赤星が聞くと

「今入念に調べてる。まだアクロポリスの一員らしき人物は出てきていない」

 桜田は汗をかいていた。

「なんか前に幹部動き始めたって言ってたっすから今回のは幹部っすよ!きっと!」

 薬師丸は能天気だった。

「何、そんなにお気楽なの…」

 小夜は呆れていた。

 すると、桜田のスマホがけたたましく鳴り、桜田が電話に出た。

「はい…。なんだって!今行く!」

 桜田は電話を切り

「アクロポリスが出た!しかも幹部だ!」

「幹部⁉︎」

 紅は驚き

「やっぱりっすか…」

 薬師丸が呆然とした。

「急いで!」

 桜田はそう言って走ると8人のスターは後を追うように走り始めた。


 改札に入り、ホームに行くと腕にフクロウの刺青をした女がいた。

 小夜は女の顔を見てはっとした。

 女の顔は、小夜の元恋人の浮気相手に似ていた。

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