04 眷属バトル(後編)
とある年、ショウの魔法能力に嫉妬した某大陸神の眷属…実の子ではないが親族の娘である…が喧嘩を売りに来て返り討ちに遭い…隷属契約をしてでもショウの魔法開発ノウハウを奪って来いという命令を下されて来日したのだが…半年の放置プレイの後、送り返され、何1つ情報を持ち帰らなかったことで縁切りをされるメイであった…
そしてあくる年…再びクソ暑い夏を迎えたショウは、どうやって夏を越すか頭を悩ませるのであった…
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- 室温がたんぱく質が凝固してしまう温度を突破した! -
42.5℃…人体がこの温度に達していた場合、体を構成するたんぱく質が凝固し、元に戻らなくなる…つまり、死亡する温度でもある(実際には42℃だそうだ)
そんな昼寝してたら絶対死にそうな酷暑を突破した2階で昼寝なんてしてらんないので1階で扇風機を全開運転させていたのだが…モーターは大丈夫なのだろうか?…とも思わなくもない(まぁ、今は2階で寝るのは誰も居ないのだがw)
ちなみに夜は夜で32℃を突破していて暑くてアイス●ンを使っても3時間で温くなり、3時間毎に起きては交換をしていたのだが…はっきりいって寝た気がしなかった。こんなこともあろうかと…と、某真●技師の如く、小さめのペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせていた氷ボトルも3時間程で溶けてしまうので…最初の3時間くらいしか熟睡できなかったオチも付く…お陰で非情に怠いし食欲も湧かなかったので…予め買っておいたゼリー飲料(マルチビタミン)と牛乳だけで食事を済ます事態に陥っているのだ…え?実際に作者が体験していて書いてるようだって?…そそそ、そんなことは…ないDEATHよ?(ちょっ!w)
それはさておき(スルーかYO!って突っ込むなし)、何故そんな暑い日々を送っているかというと…
「ショウ、あんた魔法の開発も行使も禁止ね!」
…と、件の事件の後…そう釘を刺されたからだ。口だけではなく、実際に魔法が使えないように魔力も封印されてしまったのだ…故に、普通の人間と同じく暑い時は道具を使って涼を得ないと暑い暑いと
それから全く魔法に依る暖も涼も取れなくなった地元は…矢張りというか当然というか、夏は暑くて湿度が高く…冬は寒くて乾燥する日々が続き、貧乏で暖も涼も取れない人たちは死ぬことも少なからず出たのだ…1度でも過ごし易い日々があった為、つい気が緩んでしまったのもあるだろう…
そんな事実を見たショウは、「魔法を行使するなら周辺を巻き込まず…自分の家のみにした方がいいだろう」…と考えを改めた。ウスメもショウの様子を見てこれなら大丈夫かな?…と思ったが、一応様子を見ていたのだが…その内に忘れてしまい、こうして酷暑が訪れても放置プレイで過ごしていた…。健忘症って怖いよね…え?違う?
- ショウ、ウスメに乞い願う(恋願うジャナイヨ?) -
(…契約神「ウスメ」に願う…魔法を再び使えるようにして欲しい…じゃないと死んでしまう!)
そう、毎日祈りを上げていた…上げていたのだが…全く反応しないウスメに祈りより怒りが湧き出てくるショウ…そしてその怒心は日本を覆い…各地で暑さからの反動か大雨洪水となって現れ…床上浸水や洪水、土砂崩れ…様々な悪影響として現れてしまっていた!…そしてそれは海を越え…大陸まで影響を及ぼしてしまったのだ!(駄菓子菓子、ショウの住んでいる地域では時折ゲリラ雷雨として降るに留まり、殆どは晴れ…真夏の太陽がヂリヂリと住んでいる地域を焦がすだけであった!w)
人間とは弱いもので、一度便利な魔法を扱うことを覚えてしまうと…特に適正と才能を持ち合わせていたショウにとって…ショウにとっては、魔法を奪われることは空気を奪われるのと大差無かった!
そして…単に魔法能力を封印されてるだけに過ぎないショウから溢れんばかりの魔力が漏洩し…異常気象を巻き起こしているのだが…ウスメは個人空間に引き籠っていたので気付かなかった。だが…お隣の大陸まで影響が出てしまった結果…大陸神の眷属であるメイは気付く…
「これは…ショウの魔力?」
…と。そして大陸神に願った。願ってしまった…
「ショウの抹殺を…このままでは大陸は水没してしまう!」
…と。
果たして…再びメイは日本へと飛ぶ…今度は大義名分を掲げて…本気の殺しに掛かって来るのだ!…だがショウは知らない。そんな自分に必殺の魔手(足?)が来ることを…未だ自分には護る手段が無いことを!
- 眷属戦争勃発! -
「死ぬあるヨ!」
そんな言葉で開始された蹴撃は…町にクレーターを創り出した…
ごおおおおおお………
まるで火山でもできたかと思うような噴煙を上げて…町に半径50mのクレーターと高さ30m程の外輪山を創り出した…無論、中央にはクレーターを創り出した大陸神の眷属「メイ」が足を引っこ抜いて構えており、魔法を扱えないのに完璧な魔力防御をこなしたショウが腕を立てて防御の姿勢を取っていた…イヤオマエラ、タニンノメイワクカンガエロヨ?
「…ひっでぇな…俺の家、全壊じゃねーか…」
親は偶々買い物に出ていたので問題はな…いや、問題があり過ぎる。これから何処で寝泊まりしろと?…
「はっ…そんなことくらいで死んでいった同胞が鎮まるとでも?」
「死んだ?…鎮まる?…一体何のことだ?」
意味が分からない。何で大陸の死者と
「問答無用!…死ねぇっ!!」
ぐっ…と腰を沈み込ませたかと思えば、そのままこちらへと跳んで蹴りを繰り出すメイ。ショウとしては魔法を行使できないので漏れ出す魔力を盾として攻撃を逸らすので精一杯だ。無論、こんな使われ方はかなりイレギュラーであり、無駄が多いのだが…魔法を使えないとあっては仕方ないだろう。
「ぐぅ…俺が日本に居て魔法も使えないのに…大陸に悪影響を及ぼせる訳…ないだろ!」
蹴り込まれたメイを吹き飛ばすが…
「はん!…じゃあそれは何だ!?…魔法を使えないというのは嘘なのかっ!?」
と、蹴撃を弾き飛ばす異能を指差し怒鳴るメイ。
「知るかっ!?…それより殺しに来たといったな?…本気なのか!?」
余りの怒気に怯むメイだが…ぐっ…と肚に気を溜め…
「ああ!…女に二言は無い!」
といい放つ…画して、眷属戦争が勃発したのだった!!
・
・
そして2時間が経過…(ダイジェストですら描写無しっ!?w)
メイは四肢が折れ飛び、腹も打ち抜かれて大穴が空き…出血多量で意識が朦朧としていた。最早、動くことも儘ならない状況で後は死を待つだけの死に体となっていた。
「…アホな女だな。見た目は可愛いのに…言動が残念過ぎるし…」
さて…と立ち上がるショウ。ショウはショウで…片足は折れて歩くのも辛そうだが…ゆっくりと歩く分には問題は無い(一応は木の枝で簡単に手当はしてある)…左腕も消し飛ばされているが…服を破って取り敢えず止血はしている。切り傷があちこちに…殆どは蹴られての擦過傷だが…あり、軽く血が出ているが唾でも付けとけばいいだろうと放置している。
どちらにせよ、満身創痍ではある…後は、トドメを刺すだけだと…ショウはゆっくりとメイに歩み寄る…その時だ。
「…はぁ。今更ですか?」
「一応はこれでも…親代わりだからな」
「子の喧嘩に親がしゃしゃり出るなど…興醒めですが?」
「ふん…命まで取るならば仕方あるまい?」
「…2度は無いですよ?…いえ、3度ですかね」
「…」
「まぁ、次は無いってことです。後…」
「わかっている…」
ぱああっ!…と目が潰れそうな光の本流の後…目を開けると町の様子が元に戻っていた。無論、怪我も…左腕すら元通りだ。
「礼はいいませんから…」
〈別に構わん。娘の仕出かしたことの詫びと…〉
大陸神の言葉は、唐突な叫びで中断された。
〈一体何事ぉっ!?…こ…あれ?〉
はぁ…と溜息が聞こえた気がするが、それよりもだ。
「ウスメ?…今更何だ?」
と、突っ込むことしかできないショウだった…
ちなみに、町の人々の記憶も事件の前まで巻き戻されていたので特に取り繕うこともなく…大いに助かったのだがそれはまた別の話…
ちなみに、魔法を使えなくとも余りある膨大な魔力が漏れ出して災害を引き起こすくらいならと…ショウには迷惑にならない範囲で自由にやって貰った方がいいだろうと、神々の中で話し合われ…決定し、ウスメは監視の命を受け…ショウをウスメの眷属…というよりは、魔法開発神としてヒトから亜神として格上げが成され…ウスメの上位神と位置付けられた。
「何で眷属だったのに…」
「きちんと俺を監視してなかったせいだろ?…あ~涼しい」
現在、扇風機の上位魔法をテスト中のショウだった。ウスメも同じくテストと称して涼しい涼風を受けている…
「文句をいうなら暖風のテストでもするか?」
「い、いえ!…涼しい風を満喫したいですぅ~!!」
…とまぁ、元契約神とは思えない程のだらしなさ?…を晒している。まぁ、見た目だけなら見目麗しい準神なんだけどな…ハァ。
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女神から1段階墜とされた模様…矢張り、きちんと仕事を全うしてないとそれなりの報いを受けるようです…皆さんも気を付けましょう…ショウだけに!(またそれかいっ!w)
【短編】駄女神に依って被害を受けた俺の町 ~貰った異能で辛うじて生きてます…~ じょお @Joe-yunai
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