第4話   教室で・・・・・・

 舞のことを助けた奏。しかし教室で・・・・・・


教室についた先生は、騒がしいことに気が付いた。そして、走り出す先生。教室の中を見て腰が抜けそうになった。そこでは、奏と、その他大勢のけんかになってしまっていた。女子は保身のために、教室のドア側にいた。

 でも、けがをしている奏、そしてそれを楽しむようなその他の男子。でも、半分くらいが倒れていた。それに、けがをしていない人は女子以外に誰一人いなかった。それに驚いてしまった。でも、誰一人として止めに入ろうとしない先生達。

「なんで止めないんですか!!!」

とても大きな声で叫ぶ担任。ほかの先生が答える。

「伊藤君が強いんです!」

「は??それでもとめるのが教師だろ!!!」

 と言って、止めに入る先生。先に女子たちを外に出した。そして、ほかの先生が、事情を女子に聞いた。それに伴って、担任は奏を抑えにかかった。だけど、強かった。とても強かった。でもあきらめない先生。奏は一言

「わかった、もうやめるから!!!」

「ありがとう、奏」


 そして、先生が女子から聞いた事情はこうだった。

「お前、舞のこと好きすぎだろwww」

「ほんとほんと」

「えー-www。あのブスのどこがいいの~www」

 そんなことを先にクラスのカースト2番目くらいのやつらが言った。そしたらそれに切れた奏。

「何か悪い??」

 笑いながら言っていた。とても恐怖を感じる笑顔だったらしい。でも、先制攻撃は、向こうからであり、これは奏の正当防衛だった。相手がさきに奏のことを叩いた。そして奏がそいつの腕をつかんで倒した。そしたら、一気に奏に襲い掛かった。でも、奏がそれを倒して、そして今に至る。


 さすがに、1人で倒せる量ではないから、疑ったが、みんな同意見でそれが事実となった。そのあと、授業は一回休み2時間目までなくなってしまった。奏と、倒れた人の保護者いったんを呼んだ。そして、奏の保護者と、先制攻撃を仕掛けた人たちの保護者は、個別で話をした。


 それを知った舞はとてもうれしかった。でも、自分のせいでという気持ちが大きくなってしまい、その場で泣き出してしまった。そして、走り出す。止められない先生。そして、下校した後、かなでの家に行った。親は、仕事の時間だから、家に奏がいるか不安だった。家について

「かなでー--」

 返事がした。とてもうれしかった。それだけでもうれしかった。


「なにー。そんなおおきなこえでよぶなよー」

「大丈夫なの?その顔」

「お前は気にすんな。いじめ、とりあえず保護者同士の話し合いになった」

「そんなことはどうでもいいよ。奏がけんかした。ケガしたって聞いたから走ってきたんだよ?心配させないでよ!!!!!」

「でも、まいの悪口言われて腹立って。それに、去年のことでぼく強くなるために努力したのが実った!」


 とか言っていた2人。そのあと2人はいったん奏の家に入っていく。そして、奏の部屋に入った。

「あー。ここエッチな本があった場所ー」

「う、うれせぇな。あれ響きのだし」

「やってあげよっか?頑張ってくれたし」

「はっ?」

「そんな真に受けんなよ~かなで~。やっぱりエッチ(笑)」


 と会話を楽しんでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る