第3話   優しい かなで ・・・・・・

 トイレを出た僕ら。そして教室に戻ったら、少し先生に質問攻めにあった。でも、2人でそれを乗り切ることができた。だけど、周りの視線はまた舞に向かっていた。それに気が付いた僕。だから、僕はまた行動を起こした。実は、トイレの中でもしもの時を考えていた。


「舞。もし、教室戻ってなにかあったら、僕が[おなか痛い?]って聞くから、合わせてくれない?もしもの時だけど・・・・・・」

「やっぱり優しく頼りになる か・な・で(笑)もしもの時はよろしくね!」

 という会話が役に立った。だからやってみた。


「舞?大丈夫?おなか痛そうだけど?無理しないで保健室で休んだら?」

「ありがとう。そうするね.すいません先生少しおなか痛いので、保健室で休みます。治ったら、また教室に戻ってきます」

 先生がきお使って聞いてくれた。

「星野、大丈夫か?おなか痛いなら言え?保健室連れていくから」

「お言葉に甘えてお願いします」

「舞。戻って来いよ!」

「わかった。戻ってくるからね、伊藤奏(笑)」

「わざわざ、フルネームで呼ぶな。照れるから・・・・・・」

「おーい。お前ら静かに自習しとけよー。うるさくしたやつ宿題2倍だからな~」


 そして、舞と先生が保健室に向かった。そして質問された舞。

「星野。お前、いじめられてるよな」

「え、い、いや。いじめられてないです」

「隠さなくていいから、正直に言ってくれ。結ってくれないとわからないからな」

「は、はい。じゃぁ正直に」

「な、泣かないでくれ。俺が悪いみたいだから。もし話せないなら、奏と一緒でもいいし、放課後落ち着いてからでも良いし。今日じゃなくても良い。でも、ほんとのことを言ってね。心の整理頑張ってくれ。あ~本題の、おなか大丈夫か?」

「す、すいません。ほんとは痛くないんです。奏が、気を聞かせてくれたから......」

「そ、そうか。とりあえず休め」

 と優しい言葉をかけてくれた先生。これで舞はとても、安心した。


 保健室に入る舞。そして、会話をする、保健室の先生と担任。それが終わった。そしたら、保健室の先生が優しい声で

「安静にして、そこのベットで寝てなさい。ここは、大丈夫だから」

「あ、ありがとうございます」

「では、あとはよろしうお願いします。私これから、教室で授業なので。安静にしてろよ、星野」

「はい。あとはことらが」

 と言い残して、教室を出た担任。そして、心の整理をしたい舞。不安そうな保健室の先生。教室に帰っていく先生の足音を聞いている舞は、すこし不安だった。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る