第2話

私の中のいちばん古い記憶はお葬式なのだ。

母方のひいおじいさんのお葬式だったと思う。当時2歳だった私はもちろんそれが死別だということも何もわかってなかったし、普段は着ない黒いワンピースに従姉妹のお下がりの小さな黒いリボンの着いた靴を履いてご機嫌だった。

絵本が好きでひらがななら読めたので、お通夜の際に振り仮名付きの般若心経を読んで親戚に褒められたこともただただ嬉しかったし、もっともっと自分を見て褒めて讃えて欲しかった。

この頃から私は承認欲求が恐ろしく高かったのだと思う。それと同時に摂食にも多分この頃から問題を抱えている。

それはまた次回にしたい

過去のことを受け入れられておらず、思い出す度に辛くなるので更新は亀のように遅いけどいつか書き上げられればいいなと思っている。

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ぐるぐる @cheese7

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