第2話 ドキドキ歓迎会 前編



✼••┈┈┈あっとゆう間に放課後┈••✼••┈┈┈┈••✼



何とも、凄い人気だ。まさかのクラスメイト全員が

参加するとか、今まで聞いた事ないわ。笑。


ぽちゃ子も まさか全員が参加するとは思っていなかったらしく、結局は駅前にある大型チェーン店に変更。


皆で仲良く 佐野さんを囲みながら、歩いていると

スカウトマン達が佐野さん目掛けて 名刺を渡そうとする。すると、「ごめーん!!うち、芸能界に興味ないねん」「じゃあねー!! 皆はよ行こっ!!」


しょんぼりするスカウトマン達が去って行ったのを

観ながら女子は「佐野さん、カッコイイ!!私なら

絶対に付いてく。芸能界デビューって憧れない?佐野さん なら、一流のモデルや女優さんになれそうなのに

勿体ないなぁ」



すると、ずっと黙っていた佐野さんが口を開いた。

「·····うちな? 実は小さい頃から芸能界デビューを

ずっと夢見てたんよ。だけど、うちのお姉ちゃんな、芸能界の厳しさに耐えれんくなって モデルを引退したんよ。」


「まぁ、てな訳で!! こっからは気を取り直して

明るく元気に行くでー!! 皆はよ、ついてきぃ」


「えっ!てか もう道を覚えたの??凄いね。笑」

と俺が突っ込むと、


「ははは。笑。知らんでぇ~!!そんなん勘で歩いてたら どうにかなるって。」


(いやいや、迷子になる予感しかしないんだけど。)


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