第17話 AIで生成した小説 ~SF編~

カクヨムで多くの投稿があるSF小説をAI活用で作成します。ストーリーは遠い未来の地球と銀河系を舞台にした宇宙戦争の戦場カメラマンを題材にしたものです。少ない文章量でまとめているため、登場キャラクターやメカ、星域などに緻密な設定はありません。宇宙戦争の戦場カメラマンの役割、そして、得体のしれない者の存在を匂わす、ところまでを描いています。



◆AIに入力する最初の書き出し


・タイトル

SPACE WAR PHOTOGRAPHER


・キーワード

宇宙戦争、戦場カメラマン、SF、銀河系、バトル、宇宙戦艦


・登場人物

ハヤト:宇宙戦争カメラマン。国籍は地球。27歳男性。歴史の目撃者になりたくて宇宙戦争カメラマンになる。なお、宇宙戦争カメラマンとは地球国家宇宙局の業務のひとつである。

リンダ:宇宙船パイロット兼ハヤトの助手。国籍は地球。24歳女性。父親はエイリアンの地球侵略で敵移動基地を破壊し、地球を救った英雄。


・内容

今から遠い未来のストーリー。

地球は度重なる地球外生命体からの侵攻を受け、そしてそれを地球上の国々が団結して撃退してきた。多くの人間や環境などを犠牲に払うことになったが、一方で地球上の国々はそれぞれの国名を捨て、地球上の人間と環境をひとつの国が守ることで一致。

「地球は人類の国」をスローガンに掲げて「地球国」が誕生。新たな歴史がスタートして、数百年が経過した。

地球から90光年、土星から遠く離れたところで、



◆AIを活用して作成した続き


地球外生命同士の激しい争いが起きていた。

それぞれ無機質で複雑な構造の大小様々な戦艦がレーザー砲を相手に向かって放射している。戦艦からは数多くの飛行体が発着を繰り返す。


ハヤトとリンダは、この戦場から少し離れたところにいた。

目的は、地球外生命の艦隊や武器などを撮影することだ。


ハヤトはドリンクを口にしながらつぶやいた。


「さてさて、仕事をはじめますか」


リンダは無表情でハヤトのつぶやきに答えた。


「なんだな、ハヤトはやる気がないじゃないか」


ハヤトはリンダの一言に対して、次々と言葉を並べた。


「やる気くらいあるさ」

「地球の人々を宇宙人の侵略から守るためにだよ。俺は英雄になれるっていう妄想に取りつかれているから、その気持ちを撮影という形で表現していく」

「くそっ」


相変わらず無表情のリンダは一言。


「またか!」


ハヤトは、戦場にくるといつも機嫌がわるくなり、不機嫌な表情になる。それは顔形のせいでもあるが、彼女がいるからと、ついつい仕事を甘く考えてくるのも原因かもしれない。


ルーチンとも言える会話が一段落すると、ハヤトはビデオトラッカーの発射カウントダウンをはじめた。


「ビデオトラッカー300機、戦闘エリアに向け発射5秒前」


カウントダウンがゼロになると、ビデオトラッカーが戦闘エリアに向けて放射された。


この時代では、戦場カメラマンは自らカメラを持って、シャッターを押すことはない。仕事は、戦闘エリアの映像を全方向から撮影できるように、カメラを搭載したトラッカーを適所に設置することだ。あとは、ビデオトラッカーが勝手に戦場からの映像を収集し、地球の解析システムに映像を送信する仕組みだ。


しばらくすると、ビデオトラッカーからリアルタイムの映像が送信されてきた。


今回の地球外生命体同士のバトルで使用された兵器は、大型戦艦202。ほかに駆逐艦660という情報が送られてきた。大型戦艦が搭載している武器は、ビームキャノン、ミサイル、ビーム弾など種類はさまざまで大型・小型などの性能差は無かったようだ。駆逐艦のほうは、ミサイルを搭載していた。


「えっと、次に、今回の地球外生命体の正体は……」


ハヤトは、そうつぶやくと地球で解析中のデータにアクセスして、解析中のデータを声にだして読み上げた。


「ひとつ目の地球外生命体の正体は、人間型の遺伝子構造をもつ宇宙船数隻。戦闘艦の半数は異星人の作りだした生命体で、特に敵対的な生命体は、攻撃性を持っているようだ」


つづいて、ふたつ目の地球外生命体の解析データが表示された。


「ふたつ目の地球外生命体の正体は、空間転移機と呼ばれる、異星人のUFOから得られた技術の応用品」


ハヤトは、地球外生命体同士の争いの原因を想像してみた。


「地球外生命体Aは空間転送でどこかへ移動中に、地球外生命体Bの無慈悲な攻撃を受けた」


それを聞いていたリンダはため息をついてから口を開いた。


「地球外生命体Bは、強盗か通り魔のような輩。Aの資産は、このままでは確実に消滅だ」


しばらくすると、リンダの言う通り、地球外生物Aと地球外生物Bのバトルの結果は、惨たるものだった。地球外生命体Aは消滅した。


ハヤトは、地球外生物Bの存在を警戒した。


「人間型の遺伝子構造をもつ宇宙船は驚異だ。こんなヤツらが地球の侵略にやってきたら、人類は滅亡寸前か......」


「地球外生命体に対策はあるのだろうか。でも、このままにしておいて、本当に人類は滅亡してしまうかもしれない」


ハヤトは、今後の対策を思い巡らせた。


「こいつらと、どうやって戦うべきか......」


少し前まで地球外生物が戦闘を行っていたエリアには、静寂が戻っていたが、宇宙空間には戦闘で破壊された地球外生物の本体や兵器の残骸が漂っていた。


ハヤトとリンダは、目的を果たし、地球に帰還するために宇宙空間を飛行していた。


そんなハヤトとリンダの飛行船をはるか遠くから見つめているものがあった。


それは、暗黒エネルギーで輝く宇宙船。冥王星圏・第三惑星、ヘル・ウォーズ宙域と呼ばれる場所にいる巨大な物体。それが、宇宙の灯台と呼ばれる遺跡に放置されていた。かつては、宇宙の座標を示して、その場所でエネルギーが解放される。宇宙の脅威である侵略者を退散させるための神殿であったそうだ。しかし、宇宙船に破壊された。地球からは遠く離れた場所でうなり声のみが聞こえていた。


「地球に帰りたい。ハヤト、リンダ。戦闘シーンは、興奮したよ」


ハヤトとリンダはその声を耳にすることはなかったが、ふたりとも宇宙のどこかから視線を向けられているような感覚はあった。だが、口にすることはなかった。


果たして暗黒エネルギーで輝く宇宙船は、地球の驚異になるのかどうか、それはわからない。


<終わり>



今回のデモンストレーションで一番時間がかかったのは、最初の書き出しの内容です。AIとは関係ない手動部分ということになります。SFジャンルというと、おおよそ「宇宙戦争」「未知の飛行物体や生物」「宇宙開発」などに集約されるため、今までにない切り口で頭を悩ます方も多いのではないでしょうか。このデモンストレーションでは「宇宙戦争の戦場カメラマン」を主人公に設定していますが、改めて振り返ると、最初の書き出しには「今、宇宙では」「銀河系のとある惑星で」「宇宙で最凶の」など書き出しだけをAIに与えて、AIにさまざまなアイデアを生成させるやり方もよかったのではないかと考えています。まさに、AIでの文章生成のメリットのひとつであるストーリー展開のアイデアを得ることです。

話をデモンストレーションに戻します。書き出しの作成には時間がかかりましたが、AIに書き出しを与えてからは、それほど手をかけずに文章の作成が終わりました。文章中に「戦艦」「駆逐艦」「ビームキャノン」「ミサイル」「ビーム弾」「空間転移機」などのそれらしい用語を含む文章はAIが生成したものです。手動で追加したのは「ビデオトラッカー」という架空の戦場カメラマンが撮影に使用する機器名と登場キャラクターのセリフの一部などです。「ビデオトラッカー」の説明は「この時代では、戦場カメラマンは自らカメラを持って、」という書き出しを追加して、AIに生成させた文章から良さそうなものを継ぎ接ぎしています。ストーリーの後半で謎の地球外生命体のセリフ「地球に帰りたい。ハヤト、リンダ。戦闘シーンは、興奮したよ」がありますが、これもAIが生成したものをそのまま利用しています。主人公たちが地球外生命体同士の争いを撮影し終わって、地球に帰還する様子を得体のしれない者が見つめている……、という如何にもSF小説にありそうなシーンです。



【次回予告】AIで恋愛小説に挑戦

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