美醜逆転モノですが、逆転しているのは「主人公以外の全ての人の美醜感覚」ではなく「主人公の美醜感覚」なのが本作の特徴です。
一般的に(読者視点でも)醜いと評される少女が、主人公にだけは美少女に映るというわけです。
その感覚は種族の垣根も超えており、人であれモンスターであれ、基本的に美しい者は化け物に、醜い者は美男美女として描かれています。
そんなわけで、主人公と周囲の人間の感覚には大きな差異があり、その描写もこの作品の面白いところです。
一部に残酷な描写がありますが、全体的にサクサクと読み進めることが出来ますので、ぜひ一度読んでみて欲しい作品です。