第42話 裏2
「女神イシスよ..「銀嶺」の癒しは終わったのか?」
本来はセイルはこの時代にも勇者として生まれる筈だった。
だが、魔王により目を変えられてしまった為、勇者に出来なかった。
その為、1時代を捨てて「目を癒す事にした」
「はい、ジョブを冒険者にして、美醜が逆転する様にしました」
「今、何といった?」
「はい、美醜が逆転する..」
「何を言っているんだ、美醜逆転した目を更に逆転すると元に戻る、たしかにそう思う者も多いが、美醜が歪んだ目を逆にしても更に酷くなるだけだぞ..まさか、癒しではなく、そんな事をしておるまいな!」
「はい、大丈夫です..ちゃんと「癒し」を施しております」
「うむ、銀嶺の勇者の魂は一番の実績がある..他の者で代替は利かない、しっかり癒して次の時代に転生させて今回の負けを取り戻さなくてはいけない、解るな?」
「はい」
不味い、不味い..私は「癒し」ではなく「逆転」にしてしまった。
この失敗が元で優秀な勇者の魂を失ったイシスは..300年後女神の地位を追われる事になる。
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