拝読致しました。
途中、何度か意識が失くなったような気がします……。
私には決して登ることの出来ない山の頂を垣間見たような心地でございます。
科学が神に成り変わった時、0と1の狭間にある人間性と呼ばれるものは何処に行くのだろうと考えました。エラーを認めないシステムの中で、果たして人間は生きていく意味があるのかと。
科学とは未知のものを認めるものであり、エラーを失くすことではない。矛盾やエラーを抱えているのが人間であり、またそれが尊く美しいのだと感じます。勿論、完全なものを求めた御作の科学者達も。
御作の細部にまで込められたメッセージを理解し切ることは出来ていないと思いますが、素晴らしいものを読ませて頂き、ありがとうございました。
物凄いものを浴びました……。
私も精進せねば!
とても新鮮な体験でした……!!
お恥ずかしながら、私は形而上学などに疎く、所々調べながら読ませていただいたのですが、それを繰り返すうち、歴史上に本当に実在した科学者の記録を読んでいるような気がして、どんどん作品の中にのめり込んでいきました。
1つの理論の繁栄と衰退が描かれていながら、人間に対しての悲観は決してなく、むしろ人間の可能性を期待する展開になっているのも本当に好きで、なんだか次の世代を任されたような気分になって、勝手にワクワクしております笑
とても面白かったです。何より、読んでよかったという気持ちが胸を占めています。