第7話 駅

10分ぐらい走り周り駅を見つけた。これでどこか遠くに行ってしまおう。


そうと決まれば切符を買おうと券売機の前に行った。みんなが押しているボタンを真似してボタンを押しまくった。

「ありがとうございました。」

という音声と共に切符が出てきた。


切符を恐る恐る差し出して駅員にカチッと切ってもらった。すると駅員さんは


「ちょっと君、この電車あと1分で来るよ!4番線だから急ぎな、」


「うぇっ?!はい、ありがとうございます!」


「ああ、違うよ、左じゃない、右の突き当たりだよ」


なんと電車がもう来るそうだ。僕は右の着きあたりまで走って階段をおりた。さっきのパンケーキ達が出てきそうだ。


階段をおりるとちょうど電車が来たようだ。急いで乗り込んだ。一息つくや否や後ろから警備員が走ってきた。テレビで見た逃〇中のハンターそのもの。警備員が電車に乗り込む寸前で電車の扉がしまった。



進み出す電車と電車を睨みつける警備員。僕はその光景を静かに見つめて一息ついた。



「はぁ。」


これでもう追われないだろうか。この先どこにいくんだろうか。そう思いながらさっき買った缶のサイダーを開ける。


カシュッッ


いい音がなる。僕はゆっくりと口をつけた。ぱちぱちと口の中で炭酸が踊る。爽やかな甘みと爽快感を味わい、1本飲み終える頃には、僕に猛烈な睡魔が襲って来た。僕は静かに眠りに落ちた。

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