私もきっとそこに行きました

丁寧だけどテンポの良い描写は臨場感を掻き立ててくれます。
私は語り手とともにそこに行き、感じた、そんな気さえしました。
内容については語ろうとすればどうしてもネタバレになってしまい、それが物語をこれから読む方の楽しみを奪いかねないので沈黙させていただきますが、一つだけ。

幻の汽車の吐きたる黒煙にけぶるよすがの反魂香か

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