第2話 イベリスと交代
突然、前世?の記憶が流れてきた、虐待に近い位の躾と称した暴行を母から受けていた。子供時代、荒れに荒れてた学生時代、学生結婚、離婚、再婚、死別、親戚付き合いもしてなかったから、子供達だけになって大丈夫かなぁ。今更かんがえてもなぁって思ったら白い光に包まれて
少女が驚きながら、「こんにちは」って言ってくれたので、「こんにちは、貴方が、イベちゃんなの?」って聞いて見た。「そう。私はイベリス 昨日、女神様に毎日が辛くて苦しいです。」
って懺悔したら光に包まれてここに来たの。
どうして辛いの?
「男の子じゃないから、、、役立たずで、嫌われてるのわかってるのに。婚約して、勉強してる毎日が、辛い。」
「じゃぁ次は男の子で生まれてね。」
「え?」
「男の子でも、思い通りにはならないけど、貴方が男の子じゃないからって思ってるなら、男の子に生まれてまわりを見渡して見てね。
きっと貴方はとっても愛されてるから。」
その後眩しいほどの光に包まれて私はイベリスちゃんになった。私の中で、手を握るだけで、魔力が多すぎて母親に抱きしめてもらえなかった事。
男の子だったらなぁイヤ、光魔法だったらなぁと、残念そうに見る父。婚約したので王太子妃教育のために、領地にもどれなくなったのに「ブスで取り柄は家柄と魔力量しかない君と、お茶会してる暇があったら僕は稽古していたいんだ。」って、去っていく後姿を見送るイベリスちゃん。の記憶と感情が、私の中に流れてきた。
ふーん、溺愛されて、お転婆していたイベリスちゃんが、勉強で、お部屋に詰められて息苦しさしかない王宮に閉じ込められてキツかったよね。頑張っても認められないなんて、こんな小さい子が気の毒すぎる。助けてもらいたくなって、女神様にでも祈りたくなるよね。
前世で言うところの、「神様、仏様お救い下さい。」ってどっちに頼んでるの?
藁おも掴むって感じ。
否定された事ないのに、初めて否定する人が王族じゃぁね。って言っても、前世に王族と知り合う事がないわたしには、なんてクソガキ!ってしか思えなかった。 王族だから家柄重視で決めたんじゃないの? この子が望んだわけでもないのに、天気が良くて外遊び日和なのに、勉強させられてしまいにはブス発言。ありえない。殴りつけて、婚約解消したい。
ゆっくり変換されてるのか確認しながら声を発した。「お父様、お母様心配おかけしました。私は、もう大丈夫です。清拭して、着替えて、食事をしたいです。」どんだけ食いしん坊⁈発言って恥ずかしくなって赤くなった頬を押さえてるわたしを見て両親は口に手を当て「イベリスちゃんが可愛すぎる!」って悶えてる。
「お嬢様準備ができましたよ。」マイが、蒸しタオルをワゴンに乗せて入ってきた。出来るメイドは仕事が早い。部屋の中にマイと私だけになってから、今の状況を聞いた。
王宮から魔力暴走を起こしたようだと連絡があり旦那様が、お迎えにあがりました。
もどってからも、何度か眩しい光に包まれて
何故魔力暴走を起こす様なことになったのか、王宮に問い合わせしてらっしゃいます。
食事の準備も整った頃かと思います。お部屋におもちしますね。」
「マイ待って、お父様とお母様の食事がまだお済みでなければ、今の状況もおききしたいし、一緒に食事がしたいわ」
「お伝えしてきます。」執事がそういってさがった。ではいきましょう。とマイが案内してくれる。初めて自分が鏡に写った姿を見て『キヤー何これ。可愛すぎる。』って興奮しました。外人さんの赤ちゃんが可愛すぎなのは知ってたけど、まさかの自分です。しかもまだ5歳。未就学児。ぼやぼやのやわらかそうな明るい髪色に濃いブルーの瞳
えーと前世で50台だったから年齢差50凄い若返り。って言うか、色白、クリクリのブルーのおメメまるで別人。テンション上がりまくり。
あのお父様とお母様の遺伝子はこうなるのね。っ嬉しくて前から後ろ、横向きなど姿鏡の前でウロウロそんな風に興奮している私を見たマイが慌てて「お綺麗ですよ。お髪も整えてありますから大丈夫ですからね」って優しく言う。「ブス」って呼ばれてたの知られてるんだな。と感じた時、なでてほしいところだよね。髪型が乱れるのはなぁとおもい、要求するのは辞めた。
この私にブスって言った王子は目が悪いんだ。そう納得して食堂に、いつもとは違う席に両親が着座していて、私は誕生日席に案内された。ここは父の席って父を見たらうなづいて「今日は父様と母様がイベリスちゃんが小さい頃の様に過ごすと決めたんだ。」とニコニコ。
それから父は出てきたお肉を小さく切り分けてくれたり、母が、スープを冷ましてくれたり、なんだかんだでほんとうに小さくなった様で恥ずかしくて、顔をあげられないでいると、父が、「イベリスちゃんは、どうして魔力暴走したのかわかる?」と聞いてきた。
私は、「魔力暴走ではなく光魔法が開花したのです。」『え?』と凄く驚かれた。そんなことはないみたいにみてくるので思わずムキになって、「見ててください」掌を上に向けて眼を閉じ 桜の花びらが舞う感じを想像しながら掌に集中していると、「うわぁ 綺麗」と母の声と母と手放しで褒めてくれる父の声。嬉しくて。思わず勢いよく質問してしまった。「小さい時から、王族となる勉強をしてきたため、貴族の常識がわからないのです。私にお教え下さい。王族と、婚約解消した場合の我が家の被害を。」前世は王族とか身近じやなかったし、家が取り潰しとか、領地替えとか、割に合わないなら、まだ解消せずに続けてあっちから解消してくれる様に誘導しよう!って思っていたら。父は私の前にしゃがみ、「イベリスちゃんは婚約解消したいの?」眼を覗き込みながら聴いてくれた。わたしは眼をふせたまま。「すみません。私の為に結んでくれた婚約なのに活かす事が出来ずに、申し訳ありません。」と平身低頭する勢いで頭を下げ続ける私に「謝るのは、私達だよ。オーレ子息のはなしを聞くまでずっと仲睦まじく巧く行ってると言ううそを疑いもしなかったんだ。」「オーレ子息が殿下のことを話したのですか?」ずっと殿下と同じ様に蔑みの眼差しで見てきたオーレ子息が?1度だって殿下を嗜めてくれる事もなかったのに、殿下の不利になる様なこと話すことが信じられなかった。女神の宣誓の前に嘘がつけないとおもったようだよ。あの日のお茶会の話しもそれまでの事も。正直に話してくれたと思う。」「君の気持ちを聞いてからとは思ったけど、手続きは既に進めているんだ。」「王家も今回はあわてていてね。他国との交流の場にも出ることが増える年齢で、今の状況は君が続ける気持ちが無ければ即白紙に戻すことにしたんだ、」「父上にも叱られたしね。「あのお祖父様にですか?」「父上は見越していたんだろうな女公爵にもなれるイベリスちゃんを王家にやる意味がわからんて反対し続けていたんだ。」
「女公爵?」「あっそんなことも気にしなくてよい。これからは領地に戻ってゆっくり過ごそう。」「 そうね。今頃は雪解け水が流れて。小さな滝が、いくつもは出る時期ね。」「お母様も一緒に?」「そうよ。皆で、領地に戻ります。」「ありがとうございます。」涙がとめどなく溢れ父と母にだきしてられて、気づいたら朝だつた。夢であったイベリスちゃんは「おめでとう」って言ってくれた。
私は起きて領地に行く支度をしながら、領地での記憶を思い出していると、温泉があるところで、凄く楽しみになってきた。
びゅうにある水色や薄緑のちらしで安い値段で温泉巡りした記憶も蘇ってゆく露天風呂あるかなぁソフトクリーム食べながら足湯できたらいいなぁ。2台に分かれて侍女を連れて、馬車に乗り込み出発したけど、夕方にはもう馬車に乗りたくないと思うほど身体が痛くなった。こんなにかたくて、振動が身体に直撃するとは思ってなかった。途中よった町で、平民の人達が、利用する古着屋に案内してもらい、木綿のズボンとスカート、シャツなどなど、馬車に戻ってズボンの足に古着を詰めて、わたがわりにした。即席V字クッションの出来上がりである。お母様をV字ではさんで、お腹のところで結んで。安定させる様にした。私のはマイをV字で挟んで膝の中で私を抱える恰好で結んでもらった。後ろに寄りかかれる様になって好評だった。お父様は領地にもどったら、自分用に座面のクッションを変更する事を決意していた。無事に到着して領地の屋敷で出迎えてくれたのは優しい祖母と引退したとはいえ、鍛えぬかれた体が服の外からでもわかる大きな身体と声の祖父だった。「朝から迎えに出ると厩務員を困らせて、大変だったのよ」とのんびりした口調で、ニコニコ話す祖母は年齢を感じさせない。こんな風に年取りたい代表みたいだなぁとイベリスの中の私は思っていた。
次の日から祖父の前に乗せてもらって、祖母は1人で乗れるので3人で領地内の散策をしてあるいた。足湯の出来そうな場所を見つけて、祖母を誘って足湯をした。
最初は抵抗があったようだが、私と一緒に!って言葉に引きづられて帰りには。気持ち良すぎて、「次はいつ?」と祖父におねだりしているのが可愛らしかった。
足湯は血の巡りが良くなって、溜まった老廃物を運び出して、体を芯からリラックスさせてくれるので、好きな匂いと一緒に気軽に試せるのだ。冷え性、肩こり、頭痛に私は効果を感じていたので、祖母や更年期を迎える女性には、是非足湯をすすめたかった。
目隠しをたてたり、高い位置でベンチをつくったり、改善点をかきだして、父に提案したら出資金 金貨20枚 1枚で銀貨100枚一般的な給与1ヶ月が銀貨1枚なのに?5歳児だよ?この親何考えてるんだろうっと呆然と見上げた。「イベリス」の思う事をやってみる様に提案されてあっそうね。私じゃなくイベリスにね。でも使うのは私!はっはいやぁ遣い切っても生活に困らないお金って思ったら開き直って楽しくなってきた。ルラランララ♪フフハハ♪ ダメだ顔が、ニヤけて締まらない
両頬を抑えて何に使うかなぁ あっ木材とか、土木工事の人とか知らない。
急いでやりたい事を書き出して父に進捗管理をお願いした。明日はガチャガチャが話しだけで理解してくれる人がいるか、鍛冶屋さんに案内してもらえる事になった。
あたまを抱える事になったのは言うまでもない。
まず絵の才能がない。御神籤とは何ぞ?そこからあ
お土産屋さんに行ってガチャガチャ風のおみくじを売り出すために、機械を製作するところを紹介してもらって話しながら、機械の絵を図面化してくれた。職人さんは多彩だったよ。銀貨1枚が1ヶ月分のお給料りしいので
銀貨3枚渡して、なるべく早く作ってほしいことをたのんできた。
つぎはソフトクリームを食べながらなんだけど、ソフトクリームを作る機械なんてわからない。アイスクリームは売っているので、喫茶コーナーの充実を図ることにした。
器を考えたりすれば、
足湯しながらアイスとか、休憩にドリンク持って足湯とか実現可能かどうか、祖父に相談しながら市場の人とかを紹介してもらって、器の選定したり足湯のタオルを安く、持ち帰りの御土産風に出来ないかどうか検討したりしてすごしていたら
王都から王子がきた。祖父は会わなくて良いと言ってくれたので、今日も足湯巡りをして領地内を駆けている。最初は祖父の前に乗せてもらっていたけど、訓練して軍馬だけど、小振で小回りの効く赤毛の馬をもらつて、レグと名づけた、乗馬用の服もデザインして、実はキュロットスカートなんだけど、ドレスの採寸の時に話したら作ってくれた。職人さんに敬意を!話しだけで多彩だよ!キュロットスカートの評判も良くて王都でもはやっているのでアイディア料を払うといい出すし。私はレグに跨がれるようになったので、充分だからとことわり、ぎゃくにV字クッションにアドバイスをもらった。U字クッションもつくることにして、次に王都に行く時はもう少し楽かもしれない。なんておもっていたら
また王子がやってきた。逃げ回るのも飽きたので、客間に行くと所謂土下座して待っていた。「何をなされているんですか?」
「来年は貴族院に行くだろう。その前に婚約を戻しておこうとおもってな。」
「何故? 戻す意味がわかりません」
「陛下から王太子となる為には実績が必要。魔物討伐に参加するのだ。それに婚約が解消するような者には信用も信頼も得られない。と言われたのでな、そちも婚約者が見つからないのだろう。」「殿下と婚約を結び直す価値があるとはおもえません。」「そちが望んだ婚約だろう。」「いいえ。私は婚約を望んでもいないし、結び直すつもりはありません。」「あとで後悔しても知らないぞ」つて帰って行った。 貴族院入学前に婚約者を決めるのが、通例のようだが、気にしなくて良いと父もいっていたので、お前となんか絶対ヤダって見送らなかった。
オーレ子息は「何も出来なくてすまなかった。」とあたまを下げてから出て行った
「どうしてあんなに偉そうなんだろう?王族だからって単純に偉いとは思えない。前世持ちの私は絶対に婚約の結び直しなどしない。と決意した。
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