女神のいとしごは優しい世界に

@shi3

第1話 目覚め

「嫌、嫌だ。忘れたくない。」頭を抱えて泣いてる私を抱きしめながら、優しく何を忘れたくないんですか。ってお姉さんが、聞いた。応えられたのは子供達の名前だけ。それを聞いたお姉さんは呪文?って言いながら書き留めた。見た事ない文字なのに読める。漢字で書き直したのに透明に光ってきえた。そして、私は倒れた。

夢の中、暗がりで体育座りしてる私は

右手が温かい光に包まれてる事に気づいた。

『えっ?何ごと?』てを開いたり閉じたりしてたら「お目覚めになられましたぁ」って声が聞こえて、足音も幾つか聞こえてきた。

涙目でのぞき込んでる目はグリーンと濃いブルー「???、イベちゃん」翻訳機で変換された機械音みたいに聞こえるのは耳に優しい温かくなる声。その背後から「私達が誰か、わかるか?」  「おとうさんと、お母様」?「私がわかるのね。」グリーンの目からたくさんの涙を流しながらそっとだきしめられた。

お父さんて言葉は変換されなかったみたいお母様って言葉は使い慣れないのにどうして出たんだろうって考えて、ゆっくり話さないと、イベリスが使っていた言葉に置き換わらないって納得した。綺麗な顔の男の人は萎れて他の男の人に慰められていた。私は溺愛されてるんだなぁって思ったらこんな経験した事ないなぁ。ってかんじた。私は日本で生きてたはず。くも膜下で倒れて半年ぶりに目が覚めて、子供達に迷惑かけてた。って言うか、巫女みならいみたいな、夢を見ていた。電動車椅子に乗って移動して、槍を持って神事を行って歩いてた。でも私は普通の経理で会社勤めしてたはず。なんかぐしゃぐしゃなきおくが混ざり合って混乱して意識がとおのいた。

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