永遠の断片

第5話 一ノ清永遠は時間のコントロールが出来ない

　MOTHER2のメドレーを聴いていても大体序盤で寝てしまうけど、布団に入るのが馬鹿みたいに遅い一ノ清永遠です。

明日は普通に仕事なのでちゃんと起きられるかが心配なので早めに寝たいけど、最強聖騎士のプロットがまだ終わっていません。早いところ終わらせたい。

企画を一つ始めるのにも色々大変なんですねぇ、バンダイナムコのスカーレットネクサスもゲームが発売されるまで7年かかったらしいですよ。

アニメも企画打ち合わせから実際の放送まで3年4年平気でかかってるらしいし、ミリオンライブのアニメ化発表から丸2年経過してるし放送予定日も2023年なので実際3年待つことになる。

小説素人が小説を書き始めるのにカラムーチョのお婆ちゃんみたいにこれだけヒーヒー言ってるんだから、メディアを跨ぐ大型企画はそれだけ大変なんだろう。

なのでアニメを観る際はながら見をせずに集中してガッツリ観るべきなのだろうが、今のご時世コンテンツが溢れてるものだから見所が来ないとすぐに別の動画に回されてしまう。

なんなら話題の動画をあれこれチェックするためにアニメや映画は倍速で飛ばし見されてしまうのだ。

なんだかそれって不健全な気がするが、コンテンツの楽しみ方は人それぞれだから作り手側としてはとやかく言えないのだろう。

だからと言ってコンテンツが不足しているのは更に不健全だし、良質なコンテンツを作らなければ顧客はついて来ない。

そうなれば生産コストは上がり続けるし、コンテンツの物価は上がり続けるしアニメは1クールのぶつ切り状態になっていく。

生産コストのヤバさはアニメでもゲームでも同じ状態になってきていて、ゲームも1からコンテンツを作るのが厳しくなってきているからリマスタータイトルが沢山世に出回ってきている。

そしてそのリマスタータイトルですら制作に数年かかるし、新規タイトルは時間も金もかかる。

スーパーロボット大戦30は制作費が相当にキツかったのか、ゲーム単品ではフルプライスゲームと変わらないのにDLCを全て購入すると2万円以上かかる。

それだけ作るのが大変なんだな、と思うこと同時にもうちょいライトな楽しみ方が出来るコンテンツが出てきても良いじゃん……と思ってしまうが、それがインディーズタイトルやDL専売ゲームなのかもしれない。

話を戻してゲームを一本作るのに何年もかかるのならゲームの開発費回収とブランドの維持はどこで行うのか？　というと、ソーシャルゲームなのだろう。

アニメや漫画・ライトノベルが原作のタイトルでも今では家庭用ゲームよりもソーシャルゲーム化が中心になってきている。

長く続けば長く課金してもらえるし、家庭用ゲームだとどうしても一過性の集金になってしまうので原作つきのゲームはソーシャルゲームの方が相性が良いのだろう。

とはいえ、ソーシャルゲームはキャラクタービジネスが中心なのでカードを売るだけでは顧客が満足出来なくなりここ10年でSFCレベルからPS3レベルまで一気に進化してしまった。

なので当然生産コストが上がっており、月に億単位の収益を得られなければサービスの運営が不可能！　なんてタイトルもあるそうだ。

当たれば大きい夢のあるビジネスだが、ソーシャルゲームはゲームで週刊連載をやるようなものだ。

大手のソーシャルゲームを遊んでみればわかるが、毎週新規コンテンツが追加される。

新規コンテンツが追加される、という事はガチャに何かが追加される

つまり、シナリオが追加されるしイラストも追加されるし声優さんがボイスを録っているしプログラマーが頑張って何かしらやっているという事だ。

更新されるのがガチャだけならあっという間に客が離れてしまうので、当然それに伴い新規ステージが追加されているだろう。

そう、ソーシャルゲームは血を吐きながら続けるマラソンだ。

それはプレイヤーにとっても同じだし、運営チームにとっても開発チームにとっても同じだ。

そんなソーシャルゲームについて思うことが一つあるんだが、リアルタイムで放送を追うものであるアニメはともかくとして……漫画もゲームも自分のペースで好き勝手に遊ぶものなのに期間限定イベントにログインボーナスにデイリーミッションに期間限定ガチャってどうなのよ？

そりゃあアクセスされなきゃ課金も回らんのでサービス終了まっしぐらなのは理解出来る。

デイリーミッションをこなすにはミッションをこなす必要があるので、ゲーム内各地でゲームの状況がわかる。

主にガチャ開催やら期間限定イベント関連なので、デイリーミッションをこなすプレイヤーになんとか課金の動線を敷きたい。

そして、ゆくゆくはそのゲームが生活サイクルになれば課金の壁が一気に薄くなるだろうというのも理解出来る。

でも、期間限定ガチャとか期間限定イベントにどうしても参加しにくい時があるしそれを逃すとモチベーションが下がってしまう。

ソシャゲをやってると他のゲームをやる時間がなくなるし、ソシャゲをやってると他のゲームを買う金が無くなる。

かと言ってソシャゲにはキャラクターやコンテンツを人質にされている部分もあるし、ソシャゲはソシャゲで楽しい部分があるのでソシャゲには無くなって欲しくない。

ソシャゲやりながら家庭用ゲームをやれば良いのでは、って？

出来たら苦労はしないんだよ！！

そんなわけで、思ったより語りが長くなってしまって「KAWAII」の話が出来なかったので次の機会に回します。

それでは、また。