第6話 一ノ清永遠は小説を読む事すら苦手

 本日のエッセイを書き直している一ノ清永遠です。明日のお仕事は休みになりました。金が欲しい。



さて、読者の皆さんには伝えてあるとは思うけど私はあまり小説を読まない。


文字だけの媒体といえばTwitterか5chか、という人間。


現役高校生の頃からガラケーで2chに入り浸ってゲームの話やらアニメの話やら携帯機種の話やらゲハの話やら、一時期VIPPERだった事もある純粋培養ダメ人間なので恐らく活字が苦手……というわけではない。


本のページを開く度に物語はどんどん表情を変えて、素敵な物語を魅せてくれるんです……!!


なんて言えていたら凄い面白い話を量産出来るストーリーテラーにでもなっていただろう。


宮沢賢治に触れても世界の中心で愛を叫ぶに触れても石田衣良に触れても「まあ、こんなもんなのか」で終わってしまう。


私も人並みに本を読み終えた後に空を見上げて、夜空に瞬く星々とキャラクターに想いを馳せて感動に浸りたかったものだ。


単に頭が悪すぎて読解力が低いのもあったが、精神年齢が低すぎてキャラクターに共感出来ないというのもあっただろう。


文章に情報量が多過ぎて疲れる、というのもあるかもしれない。


でも読み物自体は割と好きだったりする、かまいたちの夜も428もちゃんと楽しんだしスパロボもシナリオを読むためにプレイしてるまである。


2ch発祥のブーン系SSは読みやすさもあって割と読んでいたし、さくらももこのノンフィクションエッセイなんかも学校で読み漁ってた。


かいけつゾロリは図書室で読み漁ったし、学校の教室に置いてあった本も実は暇があれば放課後に読んだりしてたものだ。


でも小説が好きか? と、問われたら答えに窮してしまう。



そもそも小説というのは非常に自由度の高い媒体だ。


物書きをやるならには小説を読まなきゃならん、とクソ暑い中図書館に出向いて読んだ小説はエロスと退廃とドラッグの話だった。


ライトノベルを除く日本の現代文学でセックスの話をしなかった小説は「世界の中心で愛を叫ぶ」くらいのものだった。


ちなみにセックスを介さない10代の男女が恋愛する小説を「童貞小説」と呼ぶことがあるらしい。貶しとんのか!!


「プシュケの涙」もセックスしてなかったな、そういえば……あれ、レーベル的にラノベか。


セカチューもプシュケの涙も死別してるな……死別したらセックス出来ないもんな……。



タイトル忘れたけど、学校が地震か何かで崩落した現場の出来事をオムニバス形式で読む小説は割と面白かったな。さっき書いたプシュケの涙も好き……鬱小説だけど。



「お前、小説は嫌いだけどライトノベルは好きっていうクチだろ?」



いや、ライトノベルにはハマらなかったクチです。


家にあった児童向けミステリー小説の「名探偵を起こさないで」なんかは面白かったけど、あれは1巻で完結してるから良いんだよね。


勉強のためにソードアート・オンラインも読んだけど私の中では全2巻で完結してる。


あれ以上は追いたくないし、アインクラッド編が普通に面白かったからこれ以上は追いたくないっていうか……。


他に読んだもの、といえばますもとたくや氏の執筆した「きゃくほんかのセリフ!」だろうか? 知らん間に続き出てたんだ……知らなかった。


まあこれは例の騒動と無理矢理繋げられていて炎上気味ではあったけど、お仕事もののラノベとしてはかなり面白い部類だと思う。



まあ、そんな感じで「1巻できちんと完結するラノベなら好き」って感じですかね……。


もしくは1巻完結でなくとも上下巻とか、最長でも6巻くらいで読み終える事が出来たらいいかな、と。



まあ、そんな感じでお気付きかと思いますけど若々しい内容の小説が好きですね!! 私、クソガキなので!!


なので純文学とか現代文学とか「アート」と呼ばれる類の小説よりは、ライトノベルとかの「コンテンツ」呼ばわりされるものが好きなのだ。


フルメタルパニックとかニンジャスレイヤーとか読んでみたい長編ラノベはそれなりにあるので、いつかは読んでレビューしてみたい。



さて、Twitterで私をフォローしてる人は知っているかもしれないが私は「可愛い」ものが好きだ。


可愛いキャラクターが好きだし、可愛い女の子が好きだ、キャラクター同士の可愛いやりとりが好きだ。


PixivとかでR-18イラストを眺めるのが日課だし、もちろん漁る方向性は可愛いイラストだ。


漫画やゲームも割と絵柄で選ぶことがある、もちろん過去に性癖に刺さったスタッフが参加している作品は絵柄度外視で触れることもある。


長年の修行の成果か気付けば私は男性キャラにも「可愛い」を見出せるようになったし、男性キャラクター同士のやり取りにもニヤニヤするようになった。


とはいえ、男性同士に恋愛を見出すまでは至っていない……というか、キス未満の仲でいてほしいという願望があるカップリングが大半だ。


私はこれらの「可愛い」は全て、ファンや読者を生むのに必要不可欠だと考えている。


可愛いとは、女々しさにあらず。可愛いとは、あざとさにあらず。

では、可愛いとは何か……可愛いとは……可愛いとは……?


可愛いって、なんだろ……?



ファンが多い作品を見ていると、キャラクターに共感するリアクションが大半だ。


そして、そのキャラクターが「可愛い」とファンとキャラクターの壁が薄いのだ。


ただ共感性が高いだけでは生々しいだけだが、可愛さというのは人々に親しみを覚えさせる。


この可愛いキャラクターのことをもっと知りたい、と読者は思うようになる。気づけばファンになっている。


私の思う「可愛い」は読者の入り込む「余地」だ。ルックスが愛くるしいだけでは、そこまでだが人が「可愛い」と思えばキャラクターとの壁が薄くなる。


つまり、キャラクターの「可愛い」を通じて作品を好きになってくれるのだ。


無論、私が言っているのは極論だ。その「可愛い」が作品の邪魔になる事だって多い。


だが「可愛い」が作品の入り口足りえることは「魔法少女まどか⭐︎マギカ」や「ちいかわ」などを見れば分かるだろう。

進撃の巨人もただただ話がハードだが、キャラクターにはどこか親しみやすさがある部分が見られる。


作品がハードであればあるほど、愛着を持つキャラが懸命に抗う姿が魅力的に見えるし読者側もしんどさを感じるだろう。


だけど、その「可愛い」から生まれるキャラクターへの愛着が作品のスパイスに繋がるのだ。



私も魅力的なキャラクターを生み出せるよう頑張るので、応援してもらえると嬉しい。

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