日常生活-7

「ただいまー」







俺はアパートへと帰ってきた。

そして。

スマホみて見ると……。







『新着メール1件』







あ、もしかして!







きっと。

彼だとあの人だとそう思い、メールを見てみてる。







『こんばんは。

今大学から帰ってきました。

今日は、サークルの日でちょっと疲れちゃった』







そう書かれていた。







「こんばんは。

俺も今サークルが終わって帰ってきた所です」







俺はそう返事した。









『そう言えば、名前聞いてなかったね?』





サイトで知り合った人に名前を聞かれ俺は名乗った。







「俺は由貴」





しまった。

本名名乗った。

まぁ、いいか。

フルネーム教えたわけじゃないし。











『俺は颯太だよ』







颯太か。

橘先輩、あの人と同じ名前だな。







「颯太は、将来決めてる?」

『んーあまり。由貴は?』

「俺は保育士になりたい」

『へぇー保育士か。頑張ってね』







颯太はそうメールしてくれた。

俺は絶対になってみせるけどな。









"由貴なら大丈夫だよ"







あの時言われた言葉が脳裏に浮かぶ。

モトカレに言われた言葉が。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る