第6話 キョウ
「おい、ハヤト!」
「え⁉︎」
ハヤトは突然知らない男性に声をかけられて驚いた。
「こっちへこい」
「え、あ、はい」
ハヤトはその男性の方へ向かった。
「この瓦礫の下に隠れろ」
「ありがとうございm」
「静かに」
男性は外を見て、黒い物体が通り過ぎるのを確認した。
「ふう、あいつはグリルという蟹の兵器だ」
「へえ」
「あ、俺の名前はキョウ。蟹を倒すために派遣されたスパイだ。キョウって呼んでくれ。あとお腹空いてんだろ。ほら牛肉」
「いやそれ、生肉」
「え?あ、いや、おじさん間違えちゃったな」
「おじさん頭悪い?」
「おじさんって言うな。俺は任務があるからお前とあまり長くいられないかもしれない。とにかく寝ろ。俺はここら辺を見張っとく」
「ありがとう」
ハヤトとハルはレジャーシートを敷いて、寝転がった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます