第8話 職業

「お二人とも怪我がないようでよかったです。あっ。少し待っててください。」

 この言葉を言った後、幸はどこかに行ってしまった。

10分後....

「お待たせしました~!」

 幸はそういった。幸の手には辞書の様に分厚い本があった。その本の題名には『職業』と書かれている。

「お二人様の適性な職業が何か調べようと思いまして、魔法の本を持ってきました。一人ずつ手をかざしてみてください。」

 すると夕が先に手をかざした。すると本は一人でパラパラとめくれ、『防衛』と書いてあるページの中の『騎士』という文字を光らせた。

「騎士かぁ。ここの騎士はどんなことするんだ?」

「それは彼に聞いてください。」

 すると、騎士長らしき人が夕の前に来て手招きをした。夕は彼と一緒にどこかに行ってしまった。

 私も手をかざしてみた。すると、夕と同じように本が動き、『神様』と書いてあるページの中の『空の神』という文字を光らせた。

 え。ま。待って?私なんかが神になっていいの?今来たところの新参者過ぎると思うんだけど。

 私が困惑していると

「私とおんなじですね。早速仕事を教えましょう!」

 と幸が言った。

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