第5話 (過去の話)
『何処から来たのかなぁ。
あ、やっと目を覚ましたね。ご機嫌麗しゅう』
私がまだ15の頃。捨てられたんだ、この屋敷の前に。白いカチューシャを被った唇の近くにホクロがついた、どこか可哀想な子だったらしい。
『あんた、誰』
『俺?アレクサンダー、この家に住んでる。』
『なに?富豪なの。私に構ってて平気?』
『全然。案外見かけだけだったりするし…危なくないとこだからさ!さぁ、手を貸すから。』
聞いたら4つしか違わないのに、私より大人っぽくて、
『あんたどこのつら連れてきてんだよ!そんな女っぽい子要らね。ロビンとノエルだけで手がいっぱいなのに、、だりっ(チッ)』
あの時シエナに言われたな。昔すごい怖かったんだよね。今は仲良いんだけどさ。笑
『まぁレディ、女同士話せることあるだろうし』
『んな事言われたって、涙脆そうだし』
『シエナ、君はもう少し大人になりなさい
彼女だって来たくてたどり着いたわけじゃない』
後ろから、高身長の紳士の声が聞こえた。
『オリバーさん…。、、わかったわよ。』
『やぁ、私はこの屋敷の屋主的な事を任されているオリバーと言う。君とは12も離れているが、まぁ、兄とでも父とでも、家族のように思ってくれたら嬉しいな。』
『ありがとう、オリバー』
『いい返事だ』
頭をポンポンって。その時頬がかぁっとなった。
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ごめん、それからあとの話を言えるほどまだメンタルないかも。笑
まんまとやら。 極上乃愛 @boohchas
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