第41話 謎の魔物には出会えなかった。
その物たちは暗い洞窟から現れた。
最初はそれらは干からびたミイラのような物だった。
だが、周りから魔力を吸い上げ、魔物の形を成した。
その姿は今いる魔物達とほとんど変わらない、だがその力は全然違っていた。
とある森の中の事、銀級冒険者のセルスタンは驚きを隠せなかった。
この辺りで一番弱い筈のスライムがサーベルウルフを捕食していた。
絶対におかしい、スライムなんかは駆け出しの初心者でも狩れる。
その逆にサーベルウルフを倒すとなると最低でも銅級冒険者の依頼だ。
例え、サーベルウルフがどれだけ怪我していてもスライムに遅れはとらないだろう。
その前にスライムは怖がりサーベルウルフに近づきはしない。
セルスタンは鑑定の魔法を唱えた、だが何も見る事が出来なかった。
もし、セルスタンが鑑定を掛けたあと、知る者が見たら..こう表示されたはずだ。
すらいむ (真魔族)
セルスタンが気が付かない間に他のスライムが近づいてきた。
セルスタンが斬りつけると簡単に切り伏せられた。
《多分、あれは亜種か突然変異だ》
この日のセルスタンの報告から、レベルの可笑しい魔物の情報が沢山上がってくるようになった。
そしてその影響はセレスの近くでも起き始めた。
「いやーどじっちゃったよ!まさか、キラーラビットに遅れをとるなんて思わなかったよ!」
「ミラさん、冗談ですよね!」
「うん、本当の事だよ! だけど、あのキラーラビット可笑しいんだ、考えられない位強かった」
《銀級のミラさんが怪我をする何て可笑しい..そんなキラーラビットが居るのか? もしかしたらあの悪魔騎士の様におかしな存在が混じっているのかも知れない》
「うん、僕も気をつけるさ」
「何言ってんだよ、ミスリル冒険者のセレスくんが、そんな物にビビる必要ないぞ」
「そうだな..うん」
笑っているけど、傷は辛そうだな..あの傷じゃ暫くは働けないだろうな。
「ミラさん!」
「どうしたんだいセレスくん」
「お大事に!」
「おう」
僕は近くの森に来ている。
ここ暫くしてなかったレベル上げと謎の魔物の調査だ。
せれす
れべる 13
HP 158/158
MP 132/132
つよさ 112(+30)(+12000)
ぼうぎょ 102(+60)(+19000)
けいけんち:1347
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト
今の僕はこんな感じだ。
出来る事なられべる20は目指したい所だ。
普通に森を歩いてみた。
どっちか解らないがキラーラビットが現れた。
以前の僕でも一撃で倒せる魔物だ、もし一撃で倒せなかったら可笑しい事になるだろう。
さぁ勝負だ。
《可笑しい、一撃どころか剣の一振りで三匹のキラーラビットが狩れてしまった》
ここまで簡単に狩れる筈はないんだが..
ワーウルフにキマイラ、本来なら苦戦するような相手が易々と狩れてしまう。
そして体は全然疲れない。
聞いた話と違う、これなら寧ろ前より弱くなったそんな感じがする。
少なくとも相手が強くなった気はしない。
何だか可笑しいのは確かだ、同じ種族なのに強い奴や弱い奴がいる、これじゃギルドも困るだろう。
推奨レベルなんて解らない。
滅茶苦茶だ。
だけど、どの魔物も弱い、通常の魔物の力の物、弱体化した物..いずれにしても話にあった、強い物には会っていない。
まぁ倒し続ければいつか出会うだろう。
気が付くと今迄の最高記録とでもいえる数の魔物を倒していた。
せれす
れべる 17
HP 158/233
MP 132/204
つよさ 172(+30)(+12000)
ぼうぎょ 150(+60)(+19000)
けいけんち:1947
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト しょうのう ファイヤーボム
ここまでほぼ無傷だ。
れべるが上がると各種ポイントの上限も上がる。
流石に回復はしないようだ。
ここで「しゅうのう」の魔法が手に入ったのが大きい、上限はあるのかも知れないが大量の素材や道具が収納できる。解体しないでも素材が簡単に収納される。しかもこれがMPを使わずに出来る凄いお得だ。
ボルトは雷の魔法だったが、威力はファイヤーボールと変わらなかった。
ファイヤーボムは複数のファイヤーボールが爆発する。
これなら予定のれべる20迄直ぐに上がるだろう。
それからも魔物を倒し続け気が付くとれべるは20になっていた。
せれす
れべる 20
HP 158/333
MP 132/279
つよさ 202(+30)(+12000)
ぼうぎょ 195(+60)(+19000)
けいけんち:2397
そうび :せるすのそうび(けん よろい たて くつ)(ゆうしゃのそうびぜんぶそろった!)
かご:ゆうしゃのそうびははずすこともかえることもできない ゆうしゃまほうがつかえる
じょぶ:ゆうしゃ
すきる:ほんやく すてーたす ゆうしゃせんようまほう
まほう: ヒーリング、ファイヤーボール スリープ ライト、ボルト しょうのう ファイヤーボム ヒ―リスト
ヒ―リストはどうやらHPが完璧に回復する呪文のようだ。
結局、ここまで魔物を倒しても強いという謎の魔物には出会えなかった。
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