第20話 ゴブリン討伐 中編

死ぬ気で戦ったからだろうか?


10匹のゴブリンでも倒す事は出来た。


結局、今日一日でゴブリン14匹を倒した。


不思議な事に強くなった感覚と体が上手く動かない感覚がある。


ステータスを確認しよう。


せれす

れべる 5

HP 2/68

MP 8/38

つよさ 56(32)

ぼうぎょ 28(22)

けいけんち:189

そうび :こうてつのないふ: じょうぶなふく: かわのくつ

じょぶ:ゆうしゃ

すきる:ほんやく すてーたす

まほう: ヒーリング、ファイヤーボール(NEW)

もちもの:おうからのすいせんじょう:スライムのませき


そういえば戦っている時に頭の中で音が鳴っていた気がする。


レベルが上がり体が強くなったがHPがもう2しか無いから体が上手く動かないのかも知れない。


《ヒーリング!》


途端に体が軽くなった。


せれす

れべる 5

HP 32/68

MP 4/38

つよさ 56(32)

ぼうぎょ 28(22)

けいけんち:189

そうび :こうてつのないふ: じょうぶなふく: かわのくつ

じょぶ:ゆうしゃ

すきる:ほんやく すてーたす

まほう: ヒーリング、ファイヤーボール(NEW)

もちもの:おうからのすいせんじょう:スライムのませき


体が随分楽になった。


だが、これで終わりではない...洞窟は奥に続いていて奥から無数のゴブリンの声が聞こえる。


《ここは思ったより大きな巣なんだな》


岩の傍に一匹いるのが解る。


《斥候かな?》


僕は覚えたばかりのファイヤーボールを唱えて使ってみた。


小さな火の玉が飛んでいきゴブリンに当たった...どうやら死んだようだ。


これで15匹


せれす

れべる 5

HP 32/68

MP 6/38

つよさ 56(32)

ぼうぎょ 28(22)

けいけんち:197

そうび :こうてつのないふ: じょうぶなふく: かわのくつ

じょぶ:ゆうしゃ

すきる:ほんやく すてーたす

まほう: ヒーリング、ファイヤーボール(NEW)

もちもの:おうからのすいせんじょう:スライムのませき


奥には恐らく想像以上に無数のゴブリンがいる。


死んでも大丈夫だが、好んで死ぬ必要は無い...今日の所はこれで撤退しよう。


幸い、ゴブリンは襲ってこなかった。



冒険者ギルドに帰り、受付に並ぶ。


何故か僕の受付の番になると、受付の人にソフィさんが変わって貰っていた。


「あの、ソフィさん、何で急に変わられたのですか?」


「今日のセレスさんの受付をしたのが私だから...気になったので変わって貰いました...ところで素材は?」


「ありません」


《やっぱり失敗して逃げてきたんですね...賢明です! それで良いんです..》


「そうですか、それなら任務失敗の手続きをしますね、新人の失敗はよくある事です、お気になさらないで次頑張りましょう!」


「いえ、倒しましたよ...素材が採れなかっただけで」


「えっ..そうですか、すいませんプレートを見せて頂けますか?」


「はい」


「15匹も狩られたんですか?...」


「はい...素材は怖くて採れませんでしたが」


「あの、失礼ですがどのような狩り方をしていたのですか?」


セレスは自分が行った事をそのまま話した。


「貴方は...それだと死にますよ...」


「冒険者の命は自己責任...死んでしまっても問題無いでしょう?」


「大切な人が悲しみますよ!」


「すいません..僕にはそういう人が居ませんので..」


ソフィがセレスの目を覗くと...そこには悲しそうな目が見えた。


「解りました...受付としてこれ以上の事は言えません...ですが、顔見知りが死んでしまったら...私だって少しは悲しみます...少しは気を付けて下さいね」


「解りました」


5000+1000スベル併せて6000スベル×15=9万スベル。


報奨を受取ると僕はギルドを後にした。




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