教室に武装集団が現れたときに備える妄想
「『シン・ウルトラマン』を見たのですよ」
年末が近づき、忙しいながらも今年やれることには限りが見え始め、なんとなく時間が空いてくるとアニメやドラマを一気見したくなる。去年は仮面ライダークウガで、今年はアギトだった。
「どうだった?」
「リブート系としてはアマゾンズ>シン・ゴジラ>>超えられない壁>BLACK SUN>シン・ウルトラマンですね」
「超えられない壁とは?」
「子供向けを大人向けに作り直すにあたり、水曜21時でやるようなドラマ化ではなく、しっかり『本気で遊ぶ』を地で行く融合がほしかったです……」
「授業中、今テロリストがやってきたらどう対処するかを真剣に考えてるみたいな?」
「自分だけタイミングよくトイレに行っていて、的に存在がバレてないパターンがあかりの定番です」
「私もそれ。最初から制圧されるとさすがにどうしようもない」
「まあ、ガッツリハマれなかったのはあかりがBLACKとウルトラマンに詳しくないのもあるのですが」
「私はゴジラ全く知らないけど、面白かった」
「知らない人でも楽しめるように、知ってたらクスッとは大歓迎です。その点アマゾンズもシン・ゴジラも初見の分相応に考察したり驚いたり夢中になれたのですが、ほかはあかりの勉強不足を実感しました」
「設定の練りは前者2つのほうが濃いかもね」
「クウガの面白さもそこにあると思うんですよね。細部までこだわり抜いた世界観とそれに入り込むオダギリジョーの名演! オタクは考察を主食とする生き物ですから」
「確かに、推理する余地があったほうが盛り上がるか」
「1話みて、あーでもないこーでもないと語り合って翌週を待つ、これが良いんですよね。だから一挙公開とかは嫌いです。本当の自由は求めてないんです。決まった時間にこれを見ろ! って提案されるくらいじゃないと。選ぶのって疲れるんですよ?」
「サブスクで映画選ぶよりもレンタルビデオ店でパッケージ見てるほうが楽しいみたいな?」
「あれ結局2時間くらいいますよね」
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