第32話はラム戦と行こうじゃないか?

呪いが解けたガルマ・キングは

つや消しの黒い

船体から白銀の船体に

変わっていた。

海上に着水する大和2世

ゴーリは大和2世にある

提案をする。


「船体を、作成する時に基本は

元の姿を尊重した。

だか万が一の事を考えて球状艦首の

装甲は厚く硬いヒヒイロカネを

多めに使っている。ようはラム戦が

出来るようにしてあるんだ。」


大和2世は聞く


「ラム戦とはなんぞや我には

わからんのだが?」


疑問に思う大和2世にゴーリは

言う。

ラム戦とは球状艦首を敵にぶつける

荒々しい戦い方と教えられた。

この世界では軍艦は

ラム戦する事前提で艦首が

出来てるらしい

それに大和2世は食いついた。


「面白いガルマ・キングに泡吹いて

もらおうやるかゴーリ」


もうノリノリである。いきなり

最大船速まで

加速したと思うと体当たりを、

かました。

見ると側面が大きく歪んでいた。

間髪入れずにその歪んだ側面に

主砲の一斉攻撃が入る。

歪んてなければおそらく初撃では

大したダメージは与えられ

なかっただろう

だか歪んだ装甲はたやすく

魔鉄鋼弾にダメージを、

許してしまう。

更に海面から浮き上がり前艦橋に

ラム戦を仕掛ける。

傾く艦橋に歪んだ船体では

主砲もまともに動かせず

反撃もままならない。浸水する

ガルマ・キングに

重大な欠点が露呈する。

ガルマ・アースが

建造を、急がせたことに加え

暗黒オリハルコン複合合金で

出来ていると言う事で

防水扉がなかった。

それにより船体に穴が空いた

時点で沈没は

確定してしまった。

歪んだ前艦橋に退路を絶たれた

ガルマ・アースそして

傾き沈むガルマ・キング

業火に包まれながら

彼は叫ぶ。


「何故だ歴史は私を英雄に

選んだはずなのに何処で間違った。

解せぬ解せぬぞコレは悪夢だ。」


叫ぶ声は砲撃にかき消され推進用

エーテルリアクターに

砲弾が直撃その衝撃でリアクターが

暴走し大爆発を、起こす。

その後ガルマ・キングの姿はなかった。

戦いは

超魔導級無敵要塞戦艦大和2世に

軍配が上がりウォーリアに平和が

訪れたのである。


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