第28話は新型徹甲弾その名は?

サスペンドストーンは意思を持つ

岩であり夜になると水中を、

漂いありとあらゆる物を喰らう

岩石生物で

人間の生命エネルギーを

吸い取る。オリハルコンでさえ

溶かして喰らう悪食な奴らである。

ただ動かない限りは反応しない

特性があった。

ガルマ・キングには関係無いが

乗員とガルマ・アース

達は全員安全の為寝ることにした。

歩かなければ

大丈夫だからである。

ベッドの上でガルマ・アースは

ほくそ笑む。


「大和2世よ寿命が伸びたな

明日にはこのガルマ・キングが

引導渡してやる。それまで

待つが良い。」


すっかり勝利した気分の

ガルマであった。

海中から浮上し最大船速

110ノットで向かう

大和2世は日が暮れる前に

チンチク島につき

沖合に停泊していた。

新型徹甲弾

大神聖ヒヒイロカネ徹甲弾の

受け取る為に。

その頃ヘブンスウォーター王国では

プリメア姫がドワーフ達が作った

ヒヒイロカネ徹甲弾に

大神聖魔法を、かけていた。

だか莫大な魔力が

必要でありマジックポーション

飲みながら詠唱していたが

限界が来てしまい倒れてしまう

大神聖魔法を付与出来た

徹甲弾は合計9発

これ以上は姫の命に関わると

魔導医師がストップを、かける。

リュース王子はその旨を、伝えた。


「大神聖極ヒヒイロカネ

徹甲弾は出来たが9発しか

用意出来なかった。

姫が魔力切れ起こし倒れた。

1週間は絶対安静と言われた。

今ガルマ・キングの

弱点を探っている

今から届けに行くから

今しばらく待ってくれ」


そう言うと通信を切った。

本来なら

プリメア姫の元に飛んでゆき

介抱したいだろう気持ちを

抑えてここに運んでくる

その心意気にプリメア姫の

伴侶に相応しい姫の目は

確かだったな。

そう思いながら待っていると

夜が明ける。

その朝日と共にやって来た

リュース王子と

空牙王バハムートは甲板に

降りると最後の決め手を、渡す。

だかこの後とんでもない

事態になる。


「ヘブンスウォーター王国の

鑑定士と遠見の魔術士を使い

調べたがあのガルマ・キングは

正に化け物だ。

弱点が無い訳では無いが

通常攻撃では奴を葬るには

大神聖極ヒヒイロカネ徹甲弾が

100発はいる。

限られた数でやるには

前艦橋と後艦橋の間にある

魔石排熱塔にマッハ25以上の

速度で射撃しないと暗黒

エーテルリアクターは破壊出来ない。

破壊出来無ければ呪いは解けない。

弱点は分かっても手立てがない。

何ということだ。」


頭を抱えるリュース王子は

倒れてしまうまで

頑張ったプリメア姫に

申し訳ない気持ちで

頭がいっぱいになっていた。


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