第26話は攻撃開始だか悲鳴が響く

その頃奇襲を、かけるべく海底に

潜む大和2世はブイゴウ海峡の先の

海原の海底約600mに潜んでいた。

既に敵艦隊の位置は把握出来ている。

大和2世はゆっくり主砲を上げて

海中から攻撃しようとしていた。

普通なら水中の砲撃など

不可能である。

だがマッハ27で

発射される風魔法が付与された

魔鉄鋼弾がそれを可能にした。

しかも距離は600mで

ゼロ距離射撃に近い。

戦艦達が斜線上に来たと同時に

海底から発射される

魔鉄鋼弾に撃沈される戦艦たちに

艦隊内に慌ただしい

やり取りが始まる。


「ガルマ様へ敵襲です。海底に

潜んでいた模様であります。

海底に強大な魔力感知しました。

敵浮上します。」


海底から奇襲を、かけてから

浮上開始する

大和2世にゴーリは言う


「まずは作戦成功だ。後は正面から

撃破するぞさあ楽しいパーティの

始まりだ。任せたそ大和2世」


それに対して大和2世は答える。


「我に任せよ。無辜の民を蹂躙し

大恩あるプリメア姫に対する愚行

あの世で後悔させてくれる。」


主砲から魔鉄鋼弾が発射される度に

次々撃沈される。反撃をするも

なすすべなくアースハザード

帝国艦隊残るはガルマ・アースが

乗艦するガルマ・キングのみ

さあこれで終わりと思い全砲塔の

一斉射撃がされた。

だが弾着と同時には地獄のような

悲鳴が辺りに響く。


ガルマ・アースが魔導拡声器で

叫ぶ。


「どうだ大和2世よ。この

ガルマ・キングの

防御はお前には破れない。

なぜなら私に歯向かった奴らの

魂を、禁断の魔術を使い

暗黒オリハルコン複合合金に

仕上げた。

いくら貴様の魔鉄鋼弾が凄くても

呪われし装甲は破壊出来ない。

すべては縛り付けられた魂が

代わりになってくれる。

更に地獄よりつらい痛みが

永遠に続く。罪なき魂に地獄の

苦しみを与えるのか?

手も足も出せまい。

さあ今度はこちらの番だ。

超魔導火竜砲全弾発射」



超魔導火竜砲とは1万5千度に

なる火球を魔法でくるみ

ぶつかると炸裂するエンシャント

ブルーバレットドラゴンから

ヒントを得た魔道兵器である。

その威力は大和2世の主砲を

上回る。

ガルマ・キングから強大な魔力が

感知され主砲が発射される。

近くにあった小島は跡形もなく

消し飛んだ。

ここに来て上回る火力に呪われし

装甲打つ手無いのか?

諦めかけていたらリュース王子から

連絡が入る。


「ゴーリ殿ここから南東約

300キロの小島チンチク島に

来て欲しい。プリメア姫が

あの呪われし装甲を、

破り囚われし魂を開放する

大神聖極ヒヒイロカネ徹甲弾を、

今準備している。

準備が出来たら私と我が友

バハムートで

運ぶ手はずになっている。

悔しいが今は引いてくれ頼む。」

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