第11話は度肝を抜かれる

その呆け具合見てゴーリが笑う


「大和二世殿やはり奴ら度肝を

抜かれてますぞ。

普通そうでしょうなあ?

まさか水中から船が出て来る

事自体異例なのに

ましてやそれが巨大な戦艦なら

更に度肝を、抜かれた事でしょうね。

さあ攻撃と行きますか」


そういうゴーリに対して大和二世は


「われも賛成じゃこれより

攻撃開始じゃ」


大和二世は右90度回頭すると同時に

砲弾を、装填し照準を合わせる。

50センチ3連装5基の砲塔が火を吹く。

直撃を、喰らい轟沈する

アースハザード帝国の

戦艦群も当然反撃はしているが

神魔鋼に通常弾が通じるわけもなく

魔導兵器も通じない。

パニックに陥る兵士たち

今まで無敵を、誇る帝国艦隊が

無残にもたった一隻の戦艦に

蹂躙されるなど思ってなかった。

そして戦いは一方的な勝利で

終わった。

その頃ヘブンス島では艦隊全滅の

報告を、受けて蜂の巣を

つついたような大騒ぎになっていた。


「これは由々しき事態だ。急いで

本国に連絡しなくては」


基地司令官は本国に伝令を、

しようとしたが

それは叶わなかった。帝国軍の艦隊を、

壊滅させた大和二世は最大船速

110ノットと言う驚異のスピードで

前線基地に向かっていた。

そしてヘブンス島に着く大和二世に

気を取られている帝国将兵達の

スキをついてリュース王国の

兵士たちが動いた。

前線基地にいた工兵この場合は

奴隷達はリュース王国の

結界術師達の結界の庇護に

あった。

奴隷達を、死んだ事にする為の

工作であった。

準備が出来た知らせが魔道具を、

通じてゴーリに連絡が入ると

攻撃は始まった。

50センチ3連装5基の砲塔からの

艦砲射撃しかも次弾装填に

30秒しかかからない。

更に音速の27倍の速度で発射される

魔鉄鋼弾の破壊力は前線基地と

ドックを、瓦礫の山と化した。

更にヘブンス島の地形まで変える

有様やりすぎたかぁと

ちょっと後悔するゴーリであった。

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