第10話は海戦の始まり

その頃ヘブンスウォーター王国では

大和二世の弾薬等の搭載作業を

急がせていた。

夜明けまで後4時間作業は夜明けの

2時間前に終了した。

大和二世に声をかけるゴーリ

だが何故か申し訳ない顔をしていた。


「大和二世殿すまぬ焦って忘れていた

ことがある。

魔石の制御等には魔力がいる。

だがこの船には魔力がない。

だから私が乗り込み魔力を

送るしかない。

人とエルフの混血児が誇り高き

戦艦に乗っても良いのか?」


その問いにたいしてこう答えた。


「何を言うゴーリ殿よ。我の船体を、

作りしはそなたではないか。

我はそんな事は気にしない。

むしろそなたなら喜んで乗せよう

ではないか我が友よ。」


その言葉に曇り空の心に光がさした

気分になり知らずに笑顔になるゴーリ

そして搭乗する事にした。

そしてゴーリが黒竜の魔石に魔力を、

流すと大和二世は空に浮かんだ。

後部の火竜の魔石に

魔力が流されてゆっくり動き出した。

そして敵が来るセイレーン海域に

着水すると潜水開始した。

敵の度肝を、抜くためである。

それから2時間程して大和二世の

頭上を、通過する船影多数推定

108隻の大艦隊が

ヘブンスウォーター王国に

向かっていた。

プリメア姫を、迎える為にだが

その企みは水疱に帰す事になる。


「司令官後方に異常な反応確認

水中から何か巨大な物が

浮上してきます。迎撃準備

しますか?」


司令官は即座に判断し指令を出す。


「わがアースハザード帝国に

歯向かう者は皆殺しだ。

総員戦闘配備だ。」


司令官が指示をだす。その直後に

後方に浮かび上がったそれに

全員度肝を、抜かれた。

それは見た事もない

巨大な戦艦であった。

鈍色に輝く船体に巨大な砲塔

ましてや水中から出現に

アースハザード帝国の

全員がしばし放心状態になったのは

仕方ないことであろう?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る