二百九十九話:木実ちゃんの日♡
『監禁王の洋館』寝室。
「シンクくん♡」
今日は木実ちゃんの日らしい。
「んっあ」
知ってますか?
このおっぱいの女神様は私の奥様なのですよ。
二人きりでまったりと、楽しんでいる。
新婚当初の複数人での廃退的な日々こそ無くなったが、奥様が5人いるので毎日忙しい。
嬉しいんだけどね。
若いから元気だし。
「ふぁっ」
木実ちゃんもだいぶ積極的なのだ。
二人きりだと特に。
みんながいると遠慮しているのだろうか?
「あっあっ」
エッチ度で言えば、玉木さん>>>葵>木実ちゃん>栞、ミサかな?
意外なことに木実ちゃんもえっちなのだ。
「わたしっ、うえにっんーー♡」
最近のお気に入りは俺の腹の上で自分で動くことみたいだ。
えちえちすぎん?
「シンクくん♡ ンっ」
自分のペースがいいのかもしれない。
まだ激しくされるのは慣れてないか。
俺がもっと優しくできるといいのだけど、可愛すぎてついね。
「んんっ、っすちゃ、らめっ」
こんな目の前で乱舞されたら無理だよ。
「めっえ、んあっ! ああッ♡」
【女神の双丘】だったか。
この木実ちゃんの双丘はほんとうにすごい。
重量も形も色も完璧だ、それに神聖な力で常に
あることをすると俺の炎槍は無限に元気になってしまうのだ。
レベルアップによる体力の増強と【女神の双丘】による元気効果。
気を付けないと永遠とできてしまう。
「シンクくん……♡」
まだまだ元気だけど。
大切な宝物を壊さないように、胸に抱いて一緒に眠る。
さらさらの青銀の髪が気持ちいい。一生撫でていたい。
彼女の甘い香りに包まれて意識は遠のいていく。
「大好き……」
◇◆◇
「凄い……!」
東雲東高校の元校長室で服部領主は呟く。
その視線の先には領主専用のメニューが開かれている。
見ているのは領地の保有魔素だ。
「魔素強奪塔、やっぱり凄い効果だ……」
領地レベルの上昇で複数の施設が利用可能となったが、その他に神駆から譲り受けた魔石、いや神石の吸収により解放された魔素回収施設。
さらにその中でも一番効果のありそうな『魔素強奪塔』。
ハイリスクハイリターン。
建設に吸収した神石を使う。
もし壊されれば、もう一度神石を手に入れなければ再建はできない。
「これなら冬前に住居も建築できるね。 それに施設のレベルアップもできるかな?」
「凄いわね!」
「うん!」
元校長室で現領主の執務室には今は二人だ。
「服部君、少し休憩しましょう?」
「もう少し……いや、そうですね」
一人はもちろん領主である服部。
そしてもう一人は領主の仕事を補佐してくれている新垣先生だ。
「んー……甘くて良い香り♪」
「ふふ、良い香りよね」
良く冷えたフルーツティー。
木実の魔法による氷とネペンデス君の実のフルーツティーは甘くて良い香りがして服部のお気に入りだ。
疲れた脳に染み渡り、夏の蒸し暑さもこれでしのげる。
「美味しー」
氷も果実も食べられて、幸せそうな服部を23歳女教師(処女)が微笑ましそうに見ている。
(まだ……イケる……!)
キョロキョロと周囲を見渡し、机の下も確認する。
「先生?」
「なんでもないわーほほほ」
「??」
誤魔化すために、屈んで物を探す新垣先生。
「……」
今日は少し短いスカートを履いている。
「……」
今日は遠征隊が出立して彼女はいないから。
しばらくは帰ってこない予定だから。
いつもより短いスカート。 お化粧もしっかりして下着も新しい物に変えてある。
時間は十分にある。
「あった」
わざとらしく声をだして、立ち上がる。
「あら、服部君……暑い? 窓、開けようか?」
「あぅ、だ、大丈夫ですっ!」
この反応はまだ?
まだ『童貞』なのかしら?
そんな思考で頭を埋め尽くしながら、新垣先生(処女のクセに可愛い男子の童貞を滅茶苦茶に奪いたいという欲求を持っている。彼女との初セッ〇スを前に悩んで相談に来た男子生徒を誘惑し、『先生が教えてあげる』と滅茶苦茶に初体験を奪いたい……と様々な妄想に耽る23歳こじらせ処女)は股を濡らした。
(胸よりお尻派ね)
二人でいる時間は長い。
徐々に服部領主の好みを把握していく新垣先生。
やはり教師だけあって傾向と対策を重視しているのだろう。
「葉が影を作ってくれるけど、昼間はやっぱり蒸し暑いわね。 ……ねぇ、二人でプールでもいっちゃう?」
「えっ!?」
「暑いと効率悪いもの、たまには気分転換したほうが仕事の効率もあがるわ。 息抜きも重要な
「そ、そうかな?」
服部に刺さる言葉も学習してきた。
この女教師、進化している。
はたして服部領主は、九条が帰ってくるまで無事に童貞を守り切れるのだろうか?
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