第6話 『ON AIR 第1回』 その1
鬼のディレクターさん
『はい。さん、に、いち、ごー❗』
テーマ音楽 🎵(モーツァルト『レクイエム』から、『ラクリモサ』)
幸子さん
『みなさあーん、こんばんわあ〰️➰。地獄クラシック音楽ファンクラブ代表、不思議が池の幸子でーす。今夜から、毎週、土日のこの時間は、『うつうつ地獄クラシック』の時間になりましたあ。女王さま肝いりの番組ですよ➰〰️☺️ て、べつに、聴かなくてもOK🆗✌️。責め苦の対象外です、でも、さいごに、豪華プレゼントが当たるクイズがありますから。お楽しみにね。お相手は、現世うつうつ.クラシックニストの、やましんさんでーす。やましんさん、こんばんわ❗』
やましん
『ども。こんばんわ。』
幸子さん
『はあ〰️〰️い。今日は、第1回ですね。何を聴きますかあ?』
やましん
『地獄の亡者のかたも、鬼さんも、じゅわっと、する曲を、時間一杯、聴きましょう。まず、イタリアの作曲家、ヴォルフ=フェラーリさまの、歌劇『マドンナの宝石』から、第1幕と第2幕の間にある第1間奏曲をどうぞ。大変に美しい音楽ですが、ヒロインさんも、ヒロインさんに騙されて、聖母像から宝石を盗んだヒーローさんも、ふたりとも、最後に自決して死んでしまう、いかにも地獄にふさわしい作品です。ちょっと、リズムを取りにくいのも魅力的。』
幸子さん
『わお、記念すべき、この番組、第1曲ですね。では、指揮は、えと、え、ハリー・ら、ら、ラビノヴィッツさま指揮、ろ、ロンドン交響楽団のみなさま、です。』
~ 音楽 ~
幸子さん
『やましんさん、これ、名前難しい。簡単な人にしてください。』
やましん
『そら、無理な注文すよ。下読みしたでしょ。』
幸子さん
『まあね。まあ、いいわ。つぎは、精霊の踊り、お。これ、好き。地獄の音楽。』
やましん
『これね、話し出すと、すごい、マニアックな曲ですよ。』
幸子さん
『話し出さないで、スパッと、いきましょ。』
やましん
『つまんないなあ。その、はなしが、面白いのに。ギリシャ神話と、日本の出雲神話の類似性と、違いとか。』
幸子さん
『原稿に有るだけにして。最初から押さないでくださいよ。』
やましん
『はいはい。』
ばりばりばり〰️〰️〰️❗
やましん・幸子さん
『うぎゃ。な、なんだあ。』
つづく………
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