第3話 本土襲来!漂流せしぬぺぬぺ星人!

20xx年!人類がぬぺぬぺ星人と遭遇し、5日が経過した!

そして!とある時間により事態は急速に動く!



ふぅー、やっぱり仕事の合間は葉巻だよなぁ。


「今度の休日、どこにバ「大佐!」せめて最後まで言わせてくれよ!」


はぁ、またこの馬鹿は何かやらかしたようだ。


「それで、何が起きたんだ?ぬぺぬぺ星人が帰ったとかか?それなら万々歳なんだが」


「いえ!違います!テレビを見てください!」


??


とりあえず言われた通りテレビをつけた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「どうも、はじめまして。司会進行役の谷口と」


「アナウンサー堀」


「そして今日は話題のあいつ!ぬぺぬぺ星人の方にやっ来てもらいました!」


『やぁやぁ、どうも。ぬぺぬぺ星人のぬるぽです。

夢は地球侵略です、本日は宜しくお願いします』


「こちらこそ宜しくお願いします」  


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


はっ?


「はっ?」


えっ?ちょっと待って、テレビ出演?ぬぺぬぺ星人が?


「悪いな少佐、私は悪夢を見ているのかもしれない」


「いいえ、いつだって最悪な方は現実です」


そうだよなぁ、どうすっか。


とりあえずテレビ局に電話してみるか?

いや、でも取り合ってくれるか?


とりあえず


「面倒なことは上司に押しつけよう」


「私もよくやるのでわかるんですけど、楽ですよ」


そっか


「お前さらっととんでも無い事カミングアウトしたよな?とりあえず減給」


後ろで馬鹿が大騒ぎしているのを無視してとりあえず上層部に電話をかける。


プルルルル プルルルル


ガチャ


「もしもし、こちら機密情報特別管理課の真里。相談したい事があるのですが宜しいですか?」


【その相談とやら、ぬぺぬぺ星人のことだろう?】


!!!


流石に気づいているか。

さっさと本題に入ろう。


「はい、ぬぺぬぺ星人について話が。奴等は高度な文明を持っていて非常に危険です。私としては奴等を、倒す。それが得策かと」


【私も最初はそう思っていた、しかしだ。奴等は非常に頭が良すぎるあまり、戦争や殺し合いなどに意味を見出せず武力意外で制圧をしてきている】


「いや、制圧してんじゃん」


やべぇ、思わず突っ込んじまった。死んだ。母さん、今そっちに行くよ。あっ、母さん死んでねぇ。


【ん、んっ。そうなんだがな?それが非常に役に立つ物なんだ】


役に立つ?それはなんだ?上層部は何を教えてもらったんだ?


「それは?」


私は少しでも知らなくてはいけない使命感に駆られ質問をした。その瞬間私と上層部との間に亀裂が入った気がした。


【凄いタッパー】


気がしただけだった。


「役に立つって家庭の役に立つ方じゃねぇか!」


確かにあれ役立ちそうだけど!てか凄い役立つけども!それだけかよ!もっと凄いのを期待してたよコッチは!


【君!家庭を舐めない方がいいぞ!あのタッパーがあるだけで家族仲が】


「深夜の怪しい通販番組か!」


パワーストーンとか壺とかは聞いたことあるけどタッパーは聞いたことねぇぞ!


【い、いや他にもあるんだぞ?】


「はぁ、なんですか?」


【全自動卵割り機】


「もうある!結構前に発売されてる!」


【いや、ただの全自動卵割り機じゃないぞ。温泉卵もいける】


それは凄いのか?


【まぁ、彼等が人類に齎した叡智は世界を豊かにした!とりあえず不干渉を命ずる!】


「お前の家庭を豊かにしただけじゃねぇか!」


はぁ、どないしよ


てか少佐何持ってんの?


えっ?全自動頭割り機?


ちょっと辞めない?


それ頭にセッティングしちゃ駄目だって!


おい!ボタン絶対に押すなよ!絶対に押すなよ!


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ぬぺぬぺ星人侵略中 @sodecaxtuku

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