5.7章 ドーリットル隊

 ホーネットを発艦できたB-25は8機だったが、直後に2機が橘花改により撃墜されたため、6機が日本本土に向けて飛行していた。一番機に搭乗したドーリットル中佐は、真西に向かって飛行していた。彼は、ホーネットが攻撃を受けた直後に、ヨークタウンが発した通信を受信できたので、自分の部下の半数が発艦できず、日本軍の攻撃により艦上のB-25全てが被害を受けたことを知っていた。それでも、後戻りはできない。


 ドーリットル中佐は、機内で部下に向かって状況を説明した。

「ホーネットが攻撃を受けた。離艦前の半数の機体は敵のロケット弾と爆撃で破壊されたようだ。日本軍機の攻撃を受けてホーネットの飛行甲板はガソリンで火の海になったとのことだ。我々は数は減ったが、日本の首都攻撃を遂行しなければならない。日本軍は我々が攻撃してくるということを既に知っている。敵の戦闘機が迎撃してくる可能性が高い。しかし、私達には日本を横断して中国へ飛ぶ以外に道はない。厳しい道だが、私は諸君を連れて生きてアメリカに帰るつもりだ」


 ……


 太東の電探実験所を兼ねた施設には、新型の電探が設置されていた。二号一型に続けて開発された大型で出力も大きな新型の陸上型電波警戒機が先行して配備されていた。


 このところずっと緊張状態にあった電探員が叫ぶ。

「電探に感あり。東南東、約20浬(37km)の地点です」


 上官がすぐにやってくる。

「かなり近いな。通信士、まずは木更津と横須賀鎮守府に連絡してくれ。味方か敵か確認するためには目で見ないといけない。ところで高度はわからんか?」


「高度はまだ無理ですねぇ。一型の警戒機がとらえただけで、三型の方ではとらえていません。しかし、こんな近いところまで探知できなかったことから考えると、低高度と思われます。以前の訓練で低空の機体を探知した時に似ています」


 このところ、味方機が関東上空を盛んに飛行しているので、探知しても味方機だったということが繰り返されていた。電探搭載の偵察機や新型の機体には電探応答装置が搭載されるようになったので、一型の表示管の波形で味方機とわかるようになっていた。電探からの送信波を受信すると、同じ周波数の信号に対して時間をずらして送り返すことにより、一号電探の表示管に通常の探知とは異なる二重の映像が映るようになっていた。しかし、そんな装置をわざわざ搭載しているのは新しい機体だけで、古い機体や陸軍機は目視で確認しないとわからない。今日も朝から偵察に向かう友軍機が4回も探知されていた。


 しかし、横須賀鎮守府からは全て報告して、一つも漏らすなと命令されている。

「朝からの作業の繰り返しになるが、確認するしかない。木更津から返事があった。探知に上がっている電探付きの一式陸攻が急行して確認するとのことだ。我々のところにも陸攻から何か言ってくるかもしれん。気をつけていてくれ」


 すぐに、上空の一式陸攻から太東電探局に追加情報を要求するとの通信が入る。電探は東南東から西に飛行する未確認の航空機を継続して探知していた。直ぐに位置と飛行の方向を知らせる。ついでに低高度だろうということも教えてやる。


 ……


 朝から飛び続けていた有川中尉の一式陸攻は、木更津から上がった偵察機としては5番目の索敵機だった。今日は、地上からの指示であちこちを飛び回って、いささかうんざりしていた。今回もまたかと思いながら、基地から指示された地点を目指して、房総半島の海岸を横切って太平洋に出ていた。


 地上からの指示により向きを変えて飛行していると、電探員が報告する。

「反射出ました。1時方向、15浬(28km)高度不明。近いです」


 しばらくして、有川中尉が目視確認を命令した。

「目標に近づいた。1時方向を確認せよ。下方の可能性が高い」


 機内の偵察員はさかんに双眼鏡を使って見ている。やがて低高度を西に向けて飛行する茶色の双発機を発見した。恐らく高度は800mくらいだろう。右翼側で偵察員が叫ぶ。

「発見しました。2時方向、低高度です」


 直ぐに有川中尉も操縦席から立ち上がって下方を見ると、見慣れない塗装の双発機を確認することができた。双眼鏡で見ると、主翼に白い星のマークが描かれている。


 今度は有川中尉が叫ぶ。

「通信士、急ぎ基地に連絡だ。敵爆撃機、1機を発見。高度800m、西に向けて飛行。現在位置と現時刻も報告せよ。このまま、あとをつけるぞ。見失うなよ」


 米爆撃機発見の連絡を受けて、木更津基地から上空待機していた3機の雷電が急行した。横須賀鎮守府は軍令部からの空母接近情報により、関東の各基地に警報を出すとともに、太平洋からの敵機を要撃可能な基地に局地戦闘機の移動を指示していた。もともと厚木基地に配備されて訓練を行っていた雷電も、4月16日に木更津基地に移動していたのだ。しかも空母が発見されてからは、局地戦闘機を定期的に上空待機させることにより、即時対応できる体制が指示されていた。青木少尉が率いる小隊は、空中待機を命令されて前任の部隊と交代してから1時間ほど霞ヶ浦の上空を飛行していた。


 青木小隊が飛行の目標としたのは、米爆撃機を追いかけて上空を飛行する有川中尉の一式陸攻だった。300ノット(556km/h)で飛行する雷電は東に向かうとすぐに陸攻を見つけることができた。上空を飛ぶ陸攻を視認すると、180度旋回して後方からバンクで合図しながら接近する。


 有川中尉も後ろから接近してくる雷電の小隊を発見した。近づくと雷電の胴体の側面に大きく黄色の2つの稲光が描かれている。我が軍でもこんな派手な塗装が許されているのか、などと妙なところで感心する。下方を指さしながら、無線で指示する。有川機は木更津基地を離陸する前に、基地に来ていた雷電隊と機上で通話できるように無線電話機の周波数を調節してきていた。

「2時方向、1機、低高度。高度800だ」


 無線の指示により、青木少尉は、低高度を飛行する双発の爆撃機を発見した。既に海岸を横切って陸地上空だ。上空から一気に降下してゆく。接近しながら注意深く機体を観察した。操縦席内で独り言のように話す。


「間違いないな。主翼に星のマークがある。外見も友軍機とは違う。陸軍機でもない」


 これを聞いていたのか、2番機からも短く無線が入る。

「敵機と確認しました」


 青木機は軽くバンクで了解を示しながら、急降下接近してゆく。突然、胴体上の銃座が射撃を開始した。2挺の機銃が激しく撃ってくる。雷電は軽くロールして、まだ遠いところから撃ちだした射線をかわしながら、高度を下げて爆撃機の下方に移動する。機体の最後尾から機銃が突き出ているのを見て、ぎょっとするが何も撃ってこない。

「あれは偽物の機銃じゃないか」


 青木少尉は注意しながら、下面の銃座を警戒して射撃を回避するために機体を左右に滑らせながら距離をつめた。一瞬直線飛行に移って射撃する。20mm弾が胴体に命中して、バラバラと破片が飛び散って黒煙が出る。一撃して左にロールして旋回すると、続いていた2番機も同様に射撃を行った。2度の射撃に耐え切れず爆撃機の右主翼から炎が出る。続けて3番機が機銃を撃ちっぱなしで接近すると、これもロールして左旋回してくる。


 爆撃機は主翼からの炎が大きくなると、耐え切れずに海上へと落ちていった。青木小隊は一式陸攻に向かって、バンクするとしばらく一緒に飛行していた。


 青木少尉が撃墜したのは、ホーネットを発艦した2番機だった。飛行ルートの違いから1番機を追い抜いて結果的に先に日本本土に到達して、最初に撃墜されることになった。2番機のフーバー中尉は、墜落する前に無線で日本機に攻撃されたことを報告していた。


「日本軍戦闘機に後方から攻撃されている。日本の戦闘機は初めて見るが、恐らくジャック(雷電)だ。大口径の機銃で攻撃されている。恐らく20mmだ。このままでは任務を達成できない」


 1番機のドーリットル中佐は、攻撃を受けたフーバー中尉からの悲壮な無線を受信していた。しかし、どうすることもできない。機内のクルーに改めて周知する。

「敵戦闘機が現れた。2番機が撃墜されたようだ。機体の周囲を見張ってくれ。発見次第、発砲を許可する。我々の周りには敵機しかいない」


 ……


 この頃、太東の電探が再び太平洋から飛行してくる別の機体を探知していた。直ぐに通報が行われる。木更津基地経由で有川中尉の一式陸攻に探知した機体の位置が伝えられる。一式陸攻が激しくバンクすると青木少尉もそれに気が付く。機上の通話で指示がある。

「北にもう1機発見。ついて来てくれ」


 北方に向けて一式陸攻と雷電の編隊は電探が探知した位置に向けて飛行してゆく。一式陸攻が、指示された位置を探していると、機上電探が房総半島上空を東京湾に向けて飛行する茶色の爆撃機を探知した。接近して確認すると、機体の形状と塗装が先ほどの爆撃機と同じだ。有川中尉は、青木小隊に敵機の位置を知らせる。雷電の小隊は爆撃機の南側から降下して接近すると、左側に90度水平旋回して爆撃機の後方につけた。青木少尉はまたも独り言を言う。


「思った通りだ。尾部の機銃は撃ってこないぞ。しかし、低空飛行をされると急降下できないのでやりにくいな」


 それでも青木機は注意深く直線飛行を避けて蛇行しながら接近する。やや長い射撃をしてから爆撃機の反撃を注意して左側に旋回してゆく。直ぐに左エンジンから激しく煙が出てくる。2番機がそれに向けて射撃すると、左のプロペラが吹っ飛んで、エンジンの後方から激しく炎が噴き出した。雷電3番機が射撃を開始する前に、この爆撃機は地上に向けて落ちていった。この時撃墜されたのは1番機のドーリットル中佐だった。


 青木少尉が一式陸攻に連絡する。

「ちょっと燃料が心配だ。基地に戻る」

「こちらも同じだ」


 雷電は、一式陸攻に再びバンクをすると基地に戻ってゆく。朝から飛行していた一式陸攻も戻っていった。


 ……


 ほぼ同じ頃、勝浦に設置されたばかりの電探も不明機を探知していた。


 木更津からは既に3交代目の雷電が上がっていたが、誘導する電探機がいないので、なかなか機体を発見できない。勝浦の電探に何度も木更津基地からの問い合わせが入る。爆撃機は既に房総半島の上空をかなり飛行していた。やがて、神奈川の野比の電探が房総半島から東京湾上に出てくる機体を探知した。正確な位置が判明して、やっとのことで後方から雷電の小隊が追いついた。後方から接近して、米軍爆撃機ということを確認すると降下攻撃を開始する。入れ替わりの攻撃で雷電1機が反撃を受けて、12.7mmを被弾して離脱していった。残りの2機の雷電が攻撃を続けて、爆撃機は煙を噴き出しながら落ちていった。


 続いて、房総半島の更に南寄りの館山付近を飛行してきた爆撃機を一瞬、勝浦の電探が探知するが、遠距離で低高度のため失探した。その機体を野比と鶴見の電探が房総半島を横断して東京湾上を北上してくる機体としてとらえた。


 神奈川に近づいてきた米軍機に対して、横須賀の局地戦闘機隊に出撃命令が下った。横須賀基地では、新型機の橘花改が6機配備されていた。橘花改の1個小隊3機がさっそく出撃準備を始めた。しかし、一斉にエンジンを起動して回転を上げてゆくと1機の左エンジンから赤い炎が噴き出してしまう。2機となっても、そのままエンジンの回転を上げて構わず離陸を開始する。赤松中尉の率いる橘花改は離陸すると、2基のジェットエンジンの推力を上げて、上昇しながら370ノット(685km/h)の速度で飛行してゆく。


 赤松中尉は操縦席で独り言を言っている。

「3機で1機のエンジンが不調か。今日はちょっと運が悪かったのかな。ジェットエンジンの信頼度はまだ改善の余地があるぞ。それに、最近は少し慣れたが、スロットル操作をしてもエンジンの回転が上がるのが遅すぎる。これでは、戦闘時はいつも回転数を落とせないな」


 実際、橘花改は、エンジンの回転数を全開の7割以上に保って高速巡行をしている。このため、あっという間に指示された地点に達することができた。上空から爆撃機を探し始める。


 赤松中尉が無線で基地に報告した。

「目的地に到達した。何か新しい情報はあるか? これから、敵機を捜索する」


 直ぐに横須賀基地から返事がきた。

「低空を北上中だ。最新の情報については電探基地に確認するのでしばらく待ってくれ」


 赤松小隊は、海面上を渦巻のように飛行しながら、探索範囲を広げてゆく。

「電探基地に確認した。電探にそちらの機体と敵機の両方が映っている。敵機はそこから北北西に向けて7浬(13km)のあたりだ」


 基地から指示された方位に移動して探索を始める。高速で飛行できるために、悪天候でなければ短時間で広い範囲の捜索が可能だ。やがて、下方に飛行する茶色の爆撃機を発見する。赤松中尉は爆撃機の上空を一度航過してから、翼の星形のマークを確認した。追い抜いたおかげで、更にその先にもう1機が飛行しているのを発見した。


「米軍の双発機を発見。2機だ。攻撃する」

「了解。帝都の空から敵機を叩き落とせ」


 北上してゆく爆撃機の後方にぐるりと回り込んで、斜め上方から緩降下しながらぐんぐん近づいてゆく。すると、爆撃機の胴体上の機銃座が回って、こちらを向く。次の瞬間、機銃から曳光弾が撃ちだされた。しかし、400ノット(741km/h)を軽く超える橘花改の速度に全く追いつかない。曇り空を背景にしてオレンジ色の曳光弾が50mも離れたところを過ぎてゆく。


 赤松機は降下しながら爆撃機の後方斜め上方の理想的な攻撃態勢をとった。橘花改の機首から4挺の20mm機銃が火を噴く。赤松中尉が1連射すると、左翼の付け根に命中して、翼の内部で複数の20mm弾が激しく爆発する。集中して命中した弾丸の爆発により、外板が吹っ飛んで左翼の主桁が折れたようだ。ゆっくりと翼自身が上方に折れてゆく。一撃して高速で飛び去る橘花改の後方で、左に傾いて裏返しになると米爆撃機は海上に墜落した。


 そのまま、一気に前方の機体に接近する。赤松機は2番機に向けてバンクすると後方に下がった。2番機が前進して4挺の20mmを連射した。胴体中央部に命中して機銃弾が連続して爆発すると、胴体に大穴が開いた。内部の構造材が折れたのだろう。後部胴体がおかしな角度に曲がると、そのまま錐もみになって墜落していった。


 赤松中尉が感情を押し殺した声で基地に報告する。低高度から脱出できた敵の搭乗員はいなかったのだ。

「敵爆撃機、2機撃墜。他に敵機はいないようだ。これから基地に戻る」


 基地から直ぐに返事がある。

「了解、ご苦労さん。電探で探知した機体が全て消えたのを確認した。映っているのは味方機だけだ」


 2機編隊の前方を飛行していたのはドーリットル隊の5番機だった。5番機のジョーンズ大尉は後方の友軍機を攻撃する機体をしばらく観察することができた。無線でこのプロペラのない、見たこともない高速の新型機の出現を報告したが、日本近海では誰も受信しなかった。


 ドーリットル隊で最も北側を飛行した機体は、太東の電探が北東側30浬(56km)を飛行する機体を一瞬探知したが、確認前にすぐに失探した。距離的には犬吠崎の電探が探知できたはずであるが、建設中でまだ稼働していなかった。鎮守府は、木更津から新たに離陸していた一式陸攻に捜索を指示したが、今から北方に向けて飛行しても時間がかかりそうだった。鉾田あたりの海岸線から日本本土に侵入した米軍爆撃機は、鉾田の陸軍飛行学校に最近配備された試験用電探のタキ6号が探知した。茨城の陸軍基地に通報する。報告を受けて、陸軍水戸飛行場では、試験飛行の準備を終えていた試作機が急遽離陸した。


 この機体は海軍の橘花を見習って、中島で急遽開発されたばかりのジェット戦闘機だった。キ-87と呼ばれた試作機はこの後に正式化されて、火龍と命名された機体だ。この機体は、当初は橘花と同じネ20を搭載した戦闘機として開発が構想された。しかし、陸軍が爆弾搭載を要求したことから、ネ30を搭載することに変更して、機体サイズが橘花よりもわずかに大きくなった。


 正式化直前のキ-87は、試験担当主任である荒蒔少佐と梅川准尉の操縦により、米爆撃機を迎撃するために上昇していった。2機のキ-87は、既に茨城県中部を飛行していたB-25に対して後方から追いかけていった。2基の推力1トンのジェットエンジンはやはり強力で、低空でも420ノット(778km/h)を超える速度で容易に追いつくことができた。その代わり燃料計の針がとんでもない所を指している。この時、試験機のキ-87は、機首に6挺の12.7mmのホ103機銃を搭載していた。しかも試験中だった新型の空気信管を使用したマ弾という爆裂弾を搭載していた。陸軍と海軍の双方の機銃開発に関係していた日本特殊鋼の口利きで、海軍が開発した空気信管を陸軍でも採用したのだ。


 荒蒔少佐が前方の爆撃機を確認して基地に報告する。

「近くで確認した。星のマークの双発機だ。1機が飛行中。攻撃する」


 キ-87が後方から12.7mm機銃を連射すると、翼上面で機銃弾が炸裂して燃料が噴き出す。機体に大きな損害が出たため、B-25はその場で田んぼの中に爆弾を落としてしまう。2番機が入れ替わり後方から射撃すると、更にエンジンから真っ黒な煙が出てくる。既に撃たれて穴だらけの銃座からは何も反撃してこない。やがて、前方の霞ヶ浦の沿岸に爆撃機は滑り込むように不時着するとそのまま裏返しにひっくり返った。荒蒔少佐は上空から爆撃機の様子を確認すると基地に連絡する。


「米軍機を撃墜した。霞ヶ浦の北側の沿岸に不時着した。機体の回収を頼む。今から帰投する」


 横須賀鎮守府では、各隊からの報告を集めていた。1機を見逃した可能性があると一時期騒ぎになったが、やがて陸軍から1機を落としたとの連絡がされて、全機を撃墜したとの結論に達した。

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