第4話 私たちの配信

第4話 私達の配信


朱歌がマネージャーに就任した頃、ZeTubeに、また一つ、動画が投稿された。


――

―――


「皆さま、こんにち〜!

コクです!」

ハクです。」

「「黒白コクビャクです」」

「今回は、インタビューコーナーをやっていきたいと思います!」

「事前に応募してもらった質問に答えます。」

〜じゃんけん中〜

「じゃあ、私、コクから答えていきます!

えーっと、「コクさんはきょうだいいますか?」うん、これはいない、かな。弟とか妹とか、下の子がほしい…」

「えっと、私は、「ハクさんは、コクさんのことどう思ってますか?」。

…………………しっかり者。」

「おおっ、うれしいなぁ……

次は……「十億あったら何しますか」、だね。これはハクも答えてね。知りたいから。

えーっと、欲しいゲーム買って、十分の一くらい課金って感じかな。」

「………私は、半分貯金して、本買うかな。」

「本好きだもんね〜。ハク。」

「……うん。

じゃあ、次は「二人はお互いの誕生日に何か送っていますか? 送っているなら何を送っていますか?」………だね。」

「送ってるよねー。

本かな、だいたい喜んでくれるんだよね。」

「……………私はいろいろ……配信で欲しいって言ってるやつとか……」

「だからいっつもセレクトいいのか!

次いこ! 「検索履歴上から五つ言ってください!」んーと、下から順に、

「buritt 評価」、「占い」、「星座占い」、「黒白コクビャク 評価」、「漫画無料」かな。電子書籍読んだり、占いしてたりするからね。」

「………さらっとエゴサしてたな。…………私は、上から「壁紙 幻想的 月」、「壁紙 幻想的」、「壁紙 夜空」、「壁紙 月」、「陰キャ度診断」………かな。」

「壁紙ばっかだね。………ところで、陰キャ度診断、何度だった?」

「…………六十。」

「マジか。ちょっと高いけど、半々って感じかな?」

「……うん。…普通の人って言われた。」

「やっぱりねー。

時間的に次が最後の質問かな?

「おやすみって言って終わって!」お、ぴったし!

じゃあ、『おやすみっ!』」

「『………ぉやすみ。』」

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