第2話 脳筋めっちゃ萎縮
脳筋は腰が抜けているようだ
「そんな事は置いといて、自己紹介みたいな事はもうしているみたいだから、少しこの学園とダンジョンについて説明をするぞ」
そう言って教壇の方に向かう
「先生!銀次くんはどうしますか」
さっきの脳筋の取り巻きが言った
「放っておけ」
「はい」
どうやら夜川先生は脳筋にお怒りらしいそれもそうか
「この学園について最新に説明するがこの学園は文字通りハンターを育成する学園だ、この学園は北部 中部 南部に分かれる、ここは中部、いわゆる本部みたいなものだと思えばいい」
「先生質問です」
さっき話かけてくれた九条さんが手を挙げた
「なんだ」
「北部と中部と南部と言ってますけどほとんど全く別の学園なんじゃないんですか?」
「ああほとんど同じ学園とは思えないほど違うが名義上以外ではそう言う事だ、次はダンジョンについて話す」
いよいよダンジョンの話か
「ダンジョンは魔物を生成し迷路のような構造をしているものだ、ダンジョンには未知の資源や魔物からドロップする未知のアイテムや素材がある、それを得る為にダンジョンに潜る職業がハンターだ、面倒くさい詳しい説明は他の奴に頼め、これにて解散」
結局最後は他の先生に丸投げか
「あと御山はすぐに学長室に行け」
やっぱりか、こんな前代未聞の適正職業の奴を野放しにするわけないか
「分かりました」
「ちょっと待って」
そう言って学長室に行こうとすると九条さんに止められた
「何か用でも」
「その、さっきはごめん!」
九条さんは深く頭を下げた
「別に問題はないから頭を下げる様なことじゃないよ」
そのまま教室を出て学長室に行く
本当にここが学長室なのか
御山の目には学長室ではなく大きな豪邸にしか見えない
「おっ!やっと来たの!遅いじゃない」
「すいません、遅くなりましたそれでどの様な件ですか」
「それは君がよく分かっているんじゃないのかな、まぁ中に入って入って」
中に入ると見た目通りの豪華さだった
「すごい豪華ですね」
「まぁ一様、学長室と自宅も兼ねているからね」
だからこんな豪邸なのか
「ちょっとそこの応接室で待っててね」
応接室の部屋に入り10分くらい待ったら扉が開いた
「ごめんねー、安いお茶とお菓子しか無かったけど別にいい?」
「大丈夫です」
「そう、じゃあ本題に入るけど」
「あなたに依頼として適正職業のゴブリンに就いて欲しいの」
そう、あくまで適正職業であって就かなければ問題無いだが学長はそれに就けと言っている
「嫌です」
「あーあ、報酬として妹さんの件なんとかできるのになー」
「なっ!なんでそれを!」
「研究対象の身辺調査は基本ですよ、それに妹さんのこと私ならなんとかできるけど、どう受ける気になった」
「分かりました、その依頼引き受けましょう」
「ありがとう、あと言い忘れてたんだけど研究対象としてこれからはこの家に住んでもらうわ」
「はぁーー!!」
こうして波乱の学園生活1日目が終わった
なんか俺だけゴブリンなんですけどー! 熊の蹄 @yuuyou8192
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。なんか俺だけゴブリンなんですけどー!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます