第11話



「 あ… すみません… 」


「 ふ~ん… 」


「 … 」


先輩は私に詰め寄ると、私の頭を撫で始めた、そしてニヤリと笑いながら耳元で呟く。



どうせ貴方も、彼と仲良くしたいから来たんでしょう?



「 ちッ!違います!!別にあの人と仲良くなんかしたくないです!確かに、最初はあの人を見て、この部に入りたいって思ったのは本当だけど、本気であの人のいるこの部で音楽がしたいって!それだけは嘘じゃないんだから、本気なんだから!…」



先輩を相手にぷちっと切れてしまった。



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