なんか、若さゆえの悩みが瑞々しく描かれていて良いですね。
コーラを選んで公開してしまうところやベンチに座る心情、物事の描写一つ一つに主人公の気持ちが乗せられているところが秀逸で、楽しんで読ませていただきました。

作品の構成として、兄の背を追って演劇の道に進みたいという主人公の将来への希望が希薄で、母神様の敷いたレールの上を歩きたくないという思いのほうが強く現れてしまっているので、自発的に強い意志を持って演劇の道に進むんだ、だから母神様の言いなりにはなれないんだ。というような構成を意識するとより主人公の気持ちが伝わると思います。
あとは、書き出しの部分は主人公を遠くから眺める形になってしまうのでちょっと余計かな。コーラのボタンを押すところから始まった方が主人公と読者の心が近くなりますね。

若き才能に精一杯の応援を。これからも創作活動頑張ってください。

プルタブがプラタブになっているので誤字報告しておきます。

2番目の段落

　コーラのボタンを押してすぐにやってしまったと思った。〜私は【プラグ】を開け体内にコーラを流し込む。

　プルタブではないでしょうか