プロローグ(2)


   * * *


 藤沢駅付近にあるアシスター養成専門学校に入学したのは一年前。

 教室には高校の頃の顔見知り数人を含め、アシスターを志願した二十人。

 男女比率は三対七。眞白の席は窓側から二列目、一番後ろの席。左側が陽菜だった。

「えー、こうさかれいと言います。これから一年間という短い間ですが、あなた達の担当教官を務めさせてもらいますので、よろしくお願いします」

 最初の授業で、担当教官は生徒一人一人の顔付きをじっくりと見渡しながら自己紹介をした。

 三十代前半、目鼻立ちがはっきりしていて、ショートヘアの似合う女性。

「まず手始めにこの中の一人に質問をしたいと思うのですが」

 空気がピリッと張りつめる教室。そして口裏を合わせたかのように全員が担当教官と目を合わせないようにし始める。隣を見た時に陽菜も同じようにしており、そんな風に周りの様子をうかがっていた眞白は怖いもの見たさのような気持ちでちらっと教官の方を見てしまった。

「あら、目が合ってしまいましたね。後ろの席の、えーと……名前は」

 運が悪かった。教官はねらいを定めるように手元にある座席表を指でなぞり、名前を探し出す。

「遠野……遠野、眞白さん、かな」

「……はい」

「遠野さんは、安楽死をしたいと思ったこと、ありますか?」

 あまりにも突然で、狼狽うろたえる眞白。高坂を見ながら何度か瞬きを繰り返した。

 答えないと、と思うが胸はどくどくと音を立て、まだ心の準備は出来ていなかった。初対面の人に、初対面の人達に囲まれた中で心内を明かすような質問をされて戸惑いを隠せない。

 こういう時に眞白は、まだ子どもだなと情けなくなる。

「えっ……と」

「あ……正解は無いですから自分の思うまま、素直に答えて大丈夫ですよ」

 ――素直。本当に素直に言って大丈夫かな。

 夜に部屋で泣いて、そのまま眠りに就いていた日々を思い出しながらしゅんじゅんする。

 教官のフォローに少しだけ緊張がほぐれたものの、躊躇ためらう気持ちは残っていた。

「そうですね……私はあなた達くらいの年齢の時に、安楽死出来たらいいなあと思っていました。

とあるちゅうとんが爆撃を受けて多くの自衛官がせいになった悲しい事件のせいです」

 次第に生徒の意識は教官へ向き始め、彼女は腕を組んだまま窓際へ足を進める。

「その犠牲者の一人が、私の父親でした。それまで私は、どこかで誰かが亡くなったというニュースを聞いてもごとでした。らくよう――どんなに世界が変わろうとも、花は風に吹かれて、葉っぱは枯れ落ちる。人が死ぬのも無常。きっと君達の中にもそう考える人がいるんじゃないかな」

 教官が見ている窓の向こう、同じように遠い空の方を見やった。

「でも、自分の身内は別でした。残された母親や妹を見て辛くなっても眠ればまた朝が来て、世界は気にも留めずに動き続ける。元々そんな事件なんて無かったって言われている気がして、それじゃあもう私が居なくなっても同じなんじゃないかなって」

 このまま答えなくてもいいのかと思う程に、完全に自分の世界に入り込む教官。

 生徒達の視線は、いつの間にか完全に教官の方に集中していた。

 身に染み込んでいく様に伝わる切ない想い。シンパシーを感じた時、また質問が繰り返された。

「どう? 遠野さんは思ったことありますか?」

「……あります」

 最初は言うことを躊躇った眞白だが、教官の気持ちが過去の自分と重なり自然とうなずいていた。

「答えてくれてありがとう。きっと今の質問は結構な意地悪で、なかなか答えにくかったでしょうね。アシスターを目指している人が必ずしも安楽死否定派というわけではありません。中にはアシスターを目指していた子が、安楽死希望をするケースもありますから」

 人を救おうとしていた人が安楽死希望者になってしまうなんて、想像するだけで悲し過ぎる。

「自死を減らす。安楽死制度があっても、安楽死する人を減らす。それがアシスターの役目です。そしてそのために大事なのは、誰よりも心に寄り添うことです」

 教官は強い眼差しで断言した。

「そうそう、たまに〈安楽死と尊厳死の違い〉を分かっていない人がいますので念の為に言っておくと安楽死は積極的安楽死―医師が処方する致死薬を、安楽死希望者が自ら飲むこと。対して、尊厳死は消極的安楽死―こちらは命に関わる病気の場合、苦痛を伴う治療を差し控えること。えて延命しないで、自然な死を選ぶことですからね」

 アシスターを希望しておいて知らなかったことを眞白が恥ずかしく思っていると、教官は電子端末を手に取った。

 そして彼女が操作すると、生徒達のデスクに置かれていた電子端末が共鳴するように白く光って文章が表示され、それぞれのディスプレイが起動されたことを確認した後に再び語り出す。

「このように、一年間で様々なことを学びます。これまでの安楽死希望者の一例を紹介することを始めに、自殺や安楽死に関する世界的な研究結果。そしてアシスターとしてのことづかい、態度、なり、傾聴力……個性は大事にするとしても、基礎は基礎として覚えましょう。そもそも日本の安楽死制度には二つの種類があるということを――これは既にご存知だと思いますが、改めて一からしっかりと正しい知識を身に付けてもらいます」

 起動されたディスプレイには、安楽死制度の概要が表示されていた。

「今、日本で認められている安楽死は、一昔前の安楽死と比べて要件が緩和されています。それでは今から三分間、端末の文章に一度、目を通してくださいね」


 安楽死をするためには『RE(Requirement of End)』と呼ばれるしゅうえんようけんを満たす必要がある。

 終焉要件は『type-S-』――通称『RES《レス》』と、『type-N-』――通称『REN《レン》』の二種類に分類されている。

『RES』は充分条件(Sufficient-condition)。

 特定の条件のうち、どれか一つでも当てはまる場合、安楽死を望む資格があることを意味する。

 一方『REN』は必要条件(Necessary-condition)。

 即ち『type-S-』の条件には当てはまらないが、それ以外の必要な条件を満たす場合に限り安楽死を望む資格があることを意味する。


 〜RES〜

 Ⅰ.年齢が八十歳以上であること。

 Ⅱ.医師に難病であると宣告されている、もしくは治療法が不明の病であること。

 Ⅲ.病気や事故を要因とし、意思疎通が困難であり、親族から安楽死の要望があること。ただしこの場合本人の意向が確認不可である為、本人が自治体の幇助課に届け出ている延命希望カードの内容に基づく。


 〜REN〜

 Ⅰ.自らの要請であり、十四歳以上であること。

 Ⅱ.要請理由は精神的苦痛、肉体的苦痛のいずれか一方、または両方であること。

 Ⅲ.要請日から起算し、一年後の応答日まで検討期間として生活すること。

 Ⅳ.検討期間では『人命幇助者アシスター』との面談を十回以上行うこと。

 Ⅴ.検討期間を終えた後の最終意向確認で意向に変化が無いこと。


 ※注意事項

 ⅰ.REN取得を希望する者は自治体の幇助課に申請しなければならない。

 ⅱ.最終意向確認は検討期間終了日の翌日から三日以内に行う。認定された場合は原則として認定日の翌日から三日以内に安楽死を行うものとする。有効期間を過ぎると認定は取り消し。また、申請以降に罪を犯した場合も認定取り消しとなる。

 ⅲ.二十歳未満が申請するには一親等の許可を必要とする。なお、一親等が存在しない場合は存在する最も近い親等の許可を必要とする。

 ⅳ.REN取得申請は のみしか認められない。もし検討期間含め最終意向確及び薬を服用するまでの間に申請を取り下げた場合、以降のREN取得申請は一切認めないこととする。


「そろそろ読み終えましたね。正確に知らなかった人は今、この時に頭の中にたたき込んでください。特にREN取得申請が生涯で一度しか出来ないということは常々意識するように。あなた達が安楽死希望者と関わるタイミングは、希望者にとっては生涯で一度しか出来ない申請の最中……生きるか死ぬかの選択に迷っている重大な時期です」

 一度しか出来ない申請。どうしてこんな制約を設けたのかと眞白は改めて考える。

 隣の陽菜を見ると難しい顔をしながら、眞白と同じように唇の下に端末操作用のタッチペンの頭を当てていた。

「もっともおどすわけでは、ありませんが――」

 声色が変わって強くなる。『では』の部分を強調する、癖のあるよくようの付け方だった。

「はっきり言っておきます。一度でも死のうと思った人の生きる希望を探し出す。それは簡単ではありません。仮に希望者が一時的に心変わりして、申請を取り下げたとしましょう。その後ですぐにやっぱり死にたくなった、と思わせるようなことがあってはいけません。ですから申請を取り下げることが命を救うことだとは……絶対に勘違いしないでください」


   * * *


 眞白の胸に強く残っている言葉。教わった日から、もう一年が経つ。

 最近咲き始めた桜も、あっという間に散って時が流れて、次第に鳥のさえずりや虫のが聞こえ始めるだろう。そうして時間が経っても、あの言葉を忘れる日は来ないと眞白は思っている。

 眞白がそう確信していると、陽菜もまだアシスターのことを考えていたらしい。

「でも、あたし達が本当の意味でアシスターになるのって、まだ半年後のことだよね」

「え? どうして?」

「面談。最初の半年は事務とかだから、出来ないじゃん」

 学校を卒業してアシスターになっても、面談を担当するのは少し先のことだ。

「そうだね……でも私、事務の方が向いてたらどうしよう」

「なーに言ってんの。眞白、そんなこと言ったらダメ。何のためにアシスターになるの?」

 肩をポンポンと優しく叩いてくる陽菜。眞白がアシスターになりたい理由を同期の中で唯一知っている彼女に言われると、自信を失っていた気持ちが支えられる。

「うん……そうだよね。ごめん、陽菜。ちょっと不安になっちゃって」

「大丈夫だって! 眞白、この一年間すっごいがんってきたじゃん!」

「陽菜も、クラスの皆も頑張ってたよ。私も、寄り添いたい気持ちは人一倍強いと思ってるけど、

気持ちがすれ違うことってあると思うの。分かってるつもりとか、勘違いとか」

 せっかくうれしい事を言ってくれている陽菜の気持ちを、素直に受け取れない眞白は思い詰める。

「まあ……それはあるよね。人の心って読むの難しいし」

「うーん。だから心を読むって言うより、やっぱり寄り添うことが大事だと思うの……でもそうすると本当に心から安楽死したいって願っている人にどう接していいのか、何が正解なのか分からなくなると思う」

「まあねえ……教官も言ってたもんね。申請を取り下げることが命を救ったことになるとは限らない……みたいなこと」

「陽菜もあの言葉、覚えてたの?」

 目を丸くする程に驚く。

「ちょっと、バカにしないでよ。あたしだってあの時は真面目に聴いてたんだからね!」

「あはは、ごめんごめん」

「本当にもうっ……まあ、そうやって笑ってくれるならいいけど!」

 眞白はぎこちなくなっていないかを気にしたが、陽菜にはく笑えて見えたらしい。

 また昔みたいに笑えるようになりたい。

 誰もそんな胸の痛みを露知らず―いや、さとられないように隠すのは眞白の強がりだった。

「自信はないけど」

 笑いの余韻が消えると眞白はしゃべり出す。そして言葉を続けようか引っ込めようか、逡巡する眞白のおもちを、陽菜はじっと見つめていた。

「アシスターになることに意味がないなんて、絶対思いたくないな」

「……そうだよ、眞白!」

 陽菜は明るく言って、立ち上がった。もうそろそろ太陽が海と交わる時間。砂浜の長い人影が消えてなくなる前に帰らないと、夜になってしまう。

 立ち上がった眞白を少し見上げながらうらやましそうな顔をする陽菜。

「それにしても、ほんっと眞白って背高くてスタイルいいし、髪綺麗だし、肌も白いし、羨ましいなぁ。なんか、マシロ、って名前ぴったりだよね……あ、やめてね、あたしヒナって名前ぴったりなんて言われても喜ばないからね。鳥じゃないんだから」

 よくそんなにぽんぽんとめ言葉が浮かぶな、と感心した。陽菜がパッと眞白の手をつかんで、手の甲を並べて見比べる。眞白は自分より健康的なだいだいいろをした陽菜の手を見た。

「身長は……仕方ないよ。ねぇ陽菜、あまり外見のことを言うのって良いことじゃないよ」

 眞白は先に歩き始めた。砂浜に沈むせいで少しだけ歩きにくい。

「えー? 褒めてるのに?」

「だって、それって主観でしょ?」

「あははっ、そりゃあそうでしょ、主観的な意見言わないでどう褒めろって言うの?」

「そうだけど。言われた人にとってはコンプレックスの可能性だって捨てきれないんだから」

「えっ⁉ 眞白にコンプレックスなんて、あるの」

 余程驚いたのか、先程までの勢いを急に無くす陽菜。

「あるに決まってるでしょ。見た目のことあまり言いたくないけど、私は陽菜の健康的な肌の色が羨ましいと思ってるんだからね」

「うわぁ、それはもはや嫌味だよ、眞白」

「ほら、陽菜もそう感じるでしょ? 私だって身長と肌の色のこと言われてそう感じたんだよ?」

 外見よりも中身を褒められたいと思ってしまうのはままなのだろうか。

「そっかあ……でもあたし、眞白がコンプレックスだと思ってるところも、本心で羨ましいと思って言ったよ。本当に、綺麗だもん」

 ちょっぴりくされたような言い方をする陽菜がやけに可愛かわいらしかった。

「ふふっ、なんか照れるけど、ありがとう」

 ややげんそこねた陽菜をなだめ、七里ヶ浜駅に着いた二人は江ノ島電鉄に乗る。

 眞白と陽菜は当たり前のように、藤沢へ向かって右側の席に並んで座った。陽菜は疲れてしまったのか、ぼうっとして窓の外を見続けている。

「いい眺めだよね」

 眞白の小さな声はかまくらこうこうまえの駅に止まるブレーキ音にき消されて、陽菜には届かなかったようだ。

 不安な時はいつも楽しかったことを思い出そうとする。

 そうやって頭の中で浮かべる映像を目に映る景色に重ねようとするのに、上手く思い出せない。

 家族で江ノ島へ出掛けた時の幼き自分。

 電車の中でさえ広く感じていたあの頃の感覚はきっともう味わうことが出来ない。過去にとらわれていたいという我が儘が胸の奥にあって江ノ電はそれを引き出そうとしてくれる。でも、昔どんな会話をしていたかあいまいで、ぼやけていた。

 思い出そうと頑張っていると、陽菜は眞白の肩にもたれるように頭を傾けてきた。周りに聴こえないように配慮しているのか、ボソッと呟く。

「ラストリゾートも、七里ヶ浜にあったら良かったのになあ」

 ――ラストリゾート。

 最後の拠り所という意味で名付けられた、安楽死希望者とアシスターが面談をする施設。

 必ずしも施設で面談しなければならないというわけではないが、安楽死を希望していることが周囲に悟られないようにと利用者の大半はラストリゾートで面談するのだとか。

 眞白達が面談をするラストリゾートは江ノ島かいわい、湘南の海を一望出来る場所にある。

 ノスタルジックな美しさで言えば全国に十数ヶ所と点在するラストリゾートのどの場所にも劣らないであろう、その名の似付かわしい楽園。

 それでも陽菜は江ノ島付近よりも七里ヶ浜が良いと言う。

「陽菜はほんと、七里ヶ浜好きだよね」

「うん、だって江ノ島が一番綺麗に見える場所じゃない?」

 陽菜の言葉が不意に昔の記憶と重なった。

 ――眞白。ここ、江ノ島が一番綺麗に見えるだろ!

 大切な人も、いつか同じことを言っていた。

「……たしかに、そうだね」

「でしょ? あたし、いつからか江ノ島よりも七里ヶ浜が好きになったんだあ」

 そう言いながら彼女はずっと窓の外を見続ける。

「ほら、江ノ島って混んでるし。まあ七里ヶ浜もそこそこ人はいるけど」

「そうだね……私も昔から人混みが苦手だったから、分かるかも」

 こしごえ駅が近付いて海が見えなくなると陽菜は「あーあ」と残念そうに言った。

 幼い頃、自分も陽菜と同じようにがっかりしていた記憶がある。

「電車から見える海って、なんか、本当にいいよね。キラキラしてる」

 眞白はそう言いながら、もう海の見えなくなった窓の外を眺めていた。

 ――お父さん、海光ってる! キラキラしてる!

 あの頃が、懐かしい言葉が、この場所に帰ってくるような、そんな感覚。

「眞白、どうしたの? なんか嫌なことあった?」

 物思いに耽ける様子が伝わってしまったのか、陽菜は気に掛けてくれた。

「ううん、何もないよ。ただちょっとひたってた」

「そう? それならいいけど……てか眞白、眠たそう。子どもみたい」

 ふふっと笑いながら言う陽菜も、眞白には子どものように映った。

「昔ね、電車の窓に張り付いて海見てたんだけど、お父さんにもその時『子どもだなあ』って茶化ちゃかされた気がする……」

「あははっ。その時どう見ても子どもでしょっ、何言ってんの眞白のお父さん……おもしろっ」

 眞白はつられて笑うと、その場の空気がふっと軽くなった気がした。

「笑いすぎだよ、陽菜」

「ごめんごめんっ! ……ほら、眞白、着くまで少し寝てなさい」

 お母さんのような言い方をして茶化す陽菜。「もうっ」と言いつつ、眞白は甘えて少し目をつむる。

 陽菜はいつもこう。不安になった時、いつも話を聴いてくれて、明るく振る舞ってくれた。



 駅から出て空を見上げるともううっすらと暗くなっていた。

 一年間、色々な出来事があったが、陽菜が仲良くしてくれて本当に良かったと眞白は思う。

 でも陽菜は自分と仲良くしていて良かったと思ってくれているだろうか。

 自分ばかり支えられていたのではと考えてしまう。

 きっと不安な時ほど彼女の存在に助けられていたのだと、今になって痛感する。

 自分もそんな風に誰かの大切な存在になれるのだろうか。

 安楽死希望者の支えになれるだろうか。

 のし掛かる不安とほんの小さな希望を未来に詰め込んで、眞白は空を見上げる。

 そして彼女は空に問い掛けた。

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