番外編特殊部隊VS戦隊ヒーロー3

機関砲とガトリング銃が轟音をたてながらポリケンジャーというやからに射撃をさせてるが当たっても火花が散ってダメージは少しは食らってるようだが致命傷にはなって無さそうだ…それより問題はライラか。

「ワケわかんないこと言ってんじゃねぇぞ!!それになんだその格好は!ダセェんだよ!ぶち殺すぞ!!!」

殺気マシマシでガトリング銃をぶっぱなしてるライラは昔からキレると容赦なくなる。

「止めなくて良いんですか?」

あれだけ30ミリ機関砲を撃ちたがっていたガイの方が冷静になっている。

「後少し撃てば弾切れになるから放置しても問題ない。問題は増援が来るまでの時間稼ぎをできるかどうかだな。」

増援到着までは後30分程ある。

それまでに制圧できれば御の字だがそうはならんだろうな…

「やるじゃないかハンシャー!だがこの程度じゃやられないぜ!今度はこっちの番だ行くぜ皆!!」

「「ポリシューターセット!!ファイア!」」

「ぐげぇっ!?」

ガイが直撃をもらい気絶してしまった。

外骨格がなければ致命傷を負っていたかもしれない。ちなみに狙われたライラは外装をパージしてギリギリ回避してみせた。

ガイは強化外骨格の増加装甲が相転移装甲だからか安心して受けてしまってる。

「装甲用のバッテリーが一撃でからにされてシェルの奴はKOされるとはな。プロテウス!お前も下がっとけ。」

「ウルフ!私がこいつらを始末します!!」

いつにもまして積極的だな~こいつら殺すと後が面倒になるから絶対にやらないんだが…

「ハンシャー!これで終わりだ!武装合体!!」

「「ポリケンキャノン!!」」

俺達を始末する準備しやがって…久しぶりだな~こういう命掛けてやつは。

あいつの部下になってからは安全第一,人命優先,医療充実,食糧安定供給…あげ始めればキリがない程に命が失われることから離れていく。

悪いことじゃない。

それどころか普通のことだろう。

だがな?俺が生まれてあいつに会うまで命てのはそこら辺にあるゴミや石ころ程度の価値しかないことが当たり前だった。

だから今は嬉しく感じている。

久しぶりの殺し合いを!!

「「ファイア!!」」

彼らの掛け声に合わせて放たれた攻撃は右側へとそれた。

奴らの内に右側2人にヘッドショットを当てたことでダメージはなくとも体勢を崩すことができる。巨大な大砲形態は一度キリの武装のようで解除されるのを見た瞬間緑タイツに接近しアサルトライフルをゼロ距離でマガジンが空になるまでぶち込みその場に倒れる。

「なに!!?」

赤タイツは驚いているが心配している暇はないんだよなぁ!!ライコフが中振りの無骨な剣をポリケンレッドに振り下ろす。

「危ない!ポリケンレッド!」

青タイツが代わりに受け転倒する。

「ポリケンブルー!こいつぅー!!」

黒タイツが怒っているのかわからないが攻撃してくるが強化外骨格に仕込んでいる内臓火器で牽制しつつ頭部に剣を当てそのまま回し蹴りを食らわす。

「みんな…ど、どうしようレッド!?」

ピンクタイツは怖じ気付いたのか指示を求めてる。

「お前さんらの装備が優れていても経験値が少ないんじゃないのか?仲間がやられて取り乱してたら三流なんだよ!!」

倒れた黒タイツを踏みつけながら赤タイツに断言する。懐かしい感覚だなぁ~一方的に敵対する奴をボコる感覚はここ数年は訓練か教官戦いがあっても小規模かつ隠密作戦ばかりで不満だったんだ。

「もっと俺を楽しませろよ!ガキども。」

ニタリと笑いながら黒タイツを蹴り飛ばす俺を見た狼が

「完全に悪役ですよね?あれ?」

と言うがさっきまでライラが暴れていたこととボスが『俺達は悪人だよ。』と自虐的に言うため放置するしかない現状だった。



何度攻撃しても死なないサンドバッグを攻撃するが増援到着まで10分になったが…しぶといな?そろそろ堪えてるはずなんだが。

「いい加減抵抗せずに捕まったらどうだ?もう相手するの飽きてきたんだけどな~?」

降伏を促すが降伏することはないだろうな。

「こうなったらあれをするしかない。」

赤タイツが他の仲間に提案する。

「レッド…相手は人間それも巨大化する訳じゃないのよ!」

ピンクタイツが静止しようとするが他はレッドの提案に乗るようだ。

「平和を守るためだ。理解しろピンク。」

「いくぞみんな!!「ポリケンビークル合体フォーメーション!」」

空に穴が空いたかと思えば巨大な車両が現れて合体し巨大な人型ロボになった…。

こいつらにプライドはないのだろうか…じゃないなすぐに増援に連絡をいれないとまるごと殲滅されちまう!!

「パピィー!増援に連絡して歩兵連中は下げさせろ!!代わりに戦闘機と戦車隊を寄越すように言え!」

狼の奴は巨大ロボに固まっているがまだ声を掛ければ正気に戻るからいい。

ガイと劉に至っては目を輝かしている。

「り、了解!!」

狼がすぐに無線連絡をするが当然奴らが待ってくれる訳は無い…どうした?

微動だにしないんだが?

ロボにいるタイツ5人組が文句を言ってくる。

「どうして巨大化しないんだ!お前達の切り札は巨大化だろぉー!!」

知らんがな。そう思いながら「逃げるか。」

呟いていた。











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