第27話副総司令とJK
中止となった尋問を担当するのが副総司令に変更となりいつでも対処できるようにするために特殊警棒等を身につけた隊員が数名別室で待機することになった。
「ジャスタの野郎で大丈夫か??」
「明らかに後ろの奴らメグミじゃなくてジャスタ副総司令がやらかした時ように武装してますよね…」ライコフと狼が心配そうにこちらをみるジャスタの女癖の悪さを信用してないようだな。まぁ私がここにきてるのも半分以上信じてないからな。
「ところでタクヤはどうしたんです?ボス。
」
「あぁ昨日コカトリスの肉勝手に食べちゃって療養中だよ。」
「なんでまたそんなヤバい肉に手をだすかねえ?」
「どうせボスのゲテモノ食いを知らずに食べたんでしょ??」
「ゲテモノのじゃないやい。」
一口食べればわかる旨さは一般人は味わえないのが難点だがいつか無毒かするが…と関係ないことだったな。
「まぁ一石二鳥の策だ問題ない。」
「「?」」
「そろそろ話しを始めそうだぞ。」
ジャスタがメグミに質問を始めた。
「初めましてと言いたいところだが前回顔合わせはやってるな。俺はこの組織の副総司令をやらせてもらってるジャスタ秀平だ。君は近藤メグミで間違っていないだろ?」
「あんた変な名前ね?ジャスタもだけど秀平て…外人顔なのに??」
「そうだろ?これでも日系三世なんだ!!ボスに言ったときには少し驚いたけど彼もにたようなもんらしい。」
「あのガキンチョが?」
一応言うが見掛けがあってないてことじゃない。
元の名前と日本人顔があってないというだけの話だけどね。
「ガキンチョなんて言わない方が身のためだぞ?この組織中にはあいつを現人神のように思ってるやつもいるからいきなり撃たれるかもしれないからな。」
「知らないわよ。そんなこと…それより私いつ解放されるのこんなことやっていいとおもってるの?」
「我々は君の能力や捕縛する前に何があったかの解明と君が犯した犯罪の調査をするために君に質問してるだけだ。なんなら昨日の取り調べで終わらせれたかもな?」
正直これ以上聞きたいこともないから対策ができれば軽い監視環境で生きていくだけなんだが問題はそれだけじゃないからな…
「わかったわよ。能力は『魅了』で私はこの世界にきたときに特殊な力をもらったけど使い方よくわからなかった。でも捕まって奴隷になった時になんとなくできてそこであいつらの親玉を殺させて後は能力がどんなものか実験したり必要な物を集めさせたりしたのよ。」
タクヤと違って能力のコントロールを理解してない人間もいるのか?となるとタクヤに会えたのは偶然かもしれん会う前になにかしらぬ形で殺害されてしまったなら会えないわけだ。
「それだけじゃないだろ?村人に『魅了』をかけて我々の軍が来る状況を作りあわよくば乗っ取りを行おうとしてたんだろ?」
「はいはい。そうですよ。私が言わなくてもある程度想像できていたようですね?」
「決めつけは良くないんでな。」
今のところは順調だな後は能力の全容がわかればとりあえず尋問は終わりだな。
「『魅了』の条件は?」
「…はぁ。『魅了』は相手が私を近親者もしくは好きな相手と認識させて従順にさせてコントロールすることができる。欠点は相手が魅了能力を把握するかそもそも私を視覚で認識できないと効果がないてとこ。」
嫌々しゃべっているが嘘はついていないからこれで終わらせるか。私はジャスタに無線で終らせるように指示をだした。
「よし、君への取り調べは終わりだがメグミさんはこの星でやりたいことはあるか?」
「医療系なら親に少し教わってたからやってもいいかも。」
医者の家系でなんとなくなんだろうが軍には向いていない彼女にはぴったりだ。御守りはあいつにやらせておけば安心だろう。そう考える間にメグミを女性兵が外に連れ出して行くのにジャスタもついて行くのを見届けた後俺達も監視システムのある部屋からでてジャスタのところに向かった。
取り調べみたいなのが終ったかと思った瞬間あのジャスタとか言うおっさんが口説いてきた。
「ところでメグミちゃんもし良ければ今度俺と食事なんてどうだろう?なんなら君のために高級料理でも?」
「嫌です。死んでも行きません。」
思わず敬語で断ってしまうほどマジでキモい。
「敬語にならずにもっとフランクにいこ
う!!俺と君の距離を縮めてもっと親密な関係に!」
「副,総,司令???あんた彼女いるのにさらっとナンパみたいなことやるとは前に自粛しろっていったよね?」
「ゲッ!!ボッボス!!ち違うんだこれは!そうメンタルけぇ!!」言い終わる前におっさんが腹パン食らわされた後部下二名に引きずられ姿をみた後となりの女性が
「いつものことだから。」と言ったがそれがNo.2でいいのか?と疑問になったけどどうでもいいからさっさと部屋に戻るのだった。
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